広島市の台風による高潮浸水区域図
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 台風の概要・経路図

平成3年(1991年) 台風第19号(りんご台風)
台風第19号は、平成3年9月27日、九州西部に接近し長崎県佐世保市に上陸、山口県萩市付近を通過し島根県沿岸沿いに進んでいきました。広島市では最大瞬間風速58.9m/s、最大風速36.0m/sを記録し、いずれも観測史上第1位(当時)となりました。台風通過時がほぼ満潮時と重なり記録的な高潮となり大きな浸水被害がでました。
最大潮位は広島港で296cm、最大潮位偏差(※)144cmを記録しました。【江波では潮位291cmを記録】
経路上の○印は傍らに記した日の午前9時、●印は午後9時の位置です。
経路の実線は台風、破線は熱帯低気圧・温帯低気圧の期間を示します。
平成3年 台風第19号(りんご台風)
気象庁より情報提供
平成11年(1999年) 台風第18号
台風第18号は、平成11年9月24日、天草を通過し、熊本県北部に上陸、北北東に進み山口県宇部市付近に再上陸し、中国地方を暴風域に巻き込み島根県益田市付近を通過後、日本海へ抜けました。広島市では最大瞬間風速49.6m/s、最大風速32.1m/sを記録し、高潮による被害、大型クレーンの倒壊等の被害が発生し、4名の死者が出ました。
潮位は江波で270cm、草津で287cmを記録しました。
経路上の○印は傍らに記した日の午前9時、●印は午後9時の位置です。
経路の実線は台風、破線は熱帯低気圧・温帯低気圧の期間を示します。
平成11年 台風第18号
気象庁より情報提供
平成16年(2004年) 台風第18号
台風第18号は、平成16年9月7日、長崎市付近に上陸し、九州北部を横断、島根県浜田市の北を通り、日本海を加速しながら北東進しました。広島市では、観測史上第1位(当時)となる最大瞬間風速60.2m/sを、また観測史上第3位(当時)となる最大風速33.3m/sを記録しました。台風の通過が満潮時と重なったため小潮にもかかわらず、
広島港では最高潮位268cm以上、最大潮位偏差(※)177cm以上を記録(高波によりその後欠測)しました。【江波では潮位296cmを記録】
経路上の○印は傍らに記した日の午前9時、●印は午後9時の位置です。
経路の実線は台風、破線は熱帯低気圧・温帯低気圧の期間を示します。
平成16年 台風第18号
気象庁より情報提供

※ 潮位偏差とは、平常時の海面高さ(推算潮位)と観測値(実測値)との差をいいます。