吉島 yoshijima

海と川に囲まれ、埋め立てと共に発展したまち

一面に広がるハス田、映画館もあった商店街、
元安川での遊泳、潮干狩り、海との境界を知る石の堤防

川と海に囲まれた吉島地区。まちは、埋め立てと干拓の歴史と共に発展してきました。
「葦(ヨシ・アシとも呼ぶ)」がたくさん生えていたことが「吉島」の語源と
言われており、その名のとおり戦前には葦が一面に広がっていました。
西側には当時産地として知られた蓮田が広がり、
東側には野菜畑のほか、綿の栽培も行われていました。
戦前から昭和40年代ごろまでの吉島のまちの様子や暮らしぶりを、
安田さんと曽谷さんが語ってくれています。

吉島が一望できる、広島市中工場の展望ブリッジで撮影(令和3年12月撮影)

わが街ヒストリア~吉島地区編(広島市中区)

わが街人

安田 茂さん

安田(やすだ) (しげる) さん

昭和元年生まれ 95歳
生まれも育ちも吉島で、戦前~戦中~戦後の吉島を見つめてきた。約10年前から吉島東小学校で「学習ボランティア」として、ものづくり体験の講師や地域の歴史を自作の紙芝居で伝える活動を行っている。

曽谷 孝英さん

曽谷(そだに) 孝英(たかひで) さん

昭和23年生まれ 73歳
小2の時に吉島に移住。父は広島吉島本町郵便局(現広島光南郵便局)初代局長で、孝英さんも局長を務めた。現在は安田さんと共に「学習ボランティア」として活動。

聞き手

吉島在住の小学生

稲見 沙南さん(小4)

稲見(いなみ) 沙南(さな) さん(小4)

青崎 実仁さん(小4)

青崎(あおさき) 実仁(なおと) さん(小4)

※出演者の年齢は撮影時のものです。

わが街ヒストリア~吉島地区編(広島市中区)質問コーナー

ミニヒストリア

『吉島の思い出~みんなの故郷』

吉島の歴史がこの1冊に凝縮

『吉島の思い出~みんなの故郷』(2020年3月1日発行)は、吉島で美容室を営む山﨑栄一さんが自費出版した書籍です。中島~吉島地区の人、企業、土地、文化など89項目を写真と共に紹介し、様々な視点からまちの歴史を知ることができます。この動画の制作に当たり、本はもちろん、山﨑さんご本人からお伺いした情報に、何度も助けていただきました。すでに本は完売していますが、吉島公民館、広島市立中央図書館、広島県立図書館などで見ることができます。