決算特別委員会の主な質疑

決算特別委員会の模様をホームページで録画・録音配信しています!
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※紙面の都合上、掲載質問数の上限は、各会派の人数按分により決定しています。
※質疑の内容は、各会派が作成したものです。
※質疑・答弁の趣旨を簡潔にまとめています。

自民党・市民クラブ

【小中学校体育館の暑さ対策】

質問 体育の授業などで使用する体育館の暑さ対策にどう取り組んでいるか。

答弁 扉や窓の開放等により館内の気温の上昇を抑えるよう努めるとともに、こまめな水分補給や適度な休憩を促している。

【子育てに係る情報発信】

質問 SNS広報「おやこと市政」のフォロワー数の増加にどう取り組んでいるか。

答弁 各施設でチラシの掲示などを行うとともに、より親しみやすく興味を引くためのコンテンツ作りなどにも取り組んでいる。

【中央公園のまちづくり】

質問 民間も含めた連携や情報共有を図る必要があるのでは。

答弁 官民連携のまちづくりの機運を最大限生かし、関係部局や民間企業との連携体制の一層の強化を図る。

【安芸区のサル対策】

質問 サルの出没が散見される瀬野地区での対策強化が必要だが、どう取り組むのか。

答弁 瀬野地区の二つの群のサルに対して、上瀬野、中野および海田町の大型捕獲柵を活用し、広域的な捕獲に取り組む。

【本市の英語教育の充実】

質問 外国語の導入となる小学校3・4年生の外国語活動に英語指導助手を活用しては。

答弁 英語教育実践研究校で引き続き効果検証を行いながら、小学校における英語指導助手の在り方について検討していきたい。

【医療的ケア児の通学支援モデル事業】

質問 登下校時に必要な医療的ケア等の実施を支援する本事業を今後どう充実させるのか。

答弁 将来的には、希望すれば全ての登下校時に利用できるよう制度拡大していくことを検討したいと考えている。

【公共交通の決裁システム】

質問 路面電車などでイコカとモビリーデイズの利用方法が違う。是正が必要では。

答弁 広島電鉄が令和8年春を目途にモビリーデイズの車載器でイコカ等でも決済ができるよう関係者と協議を進めている。

【エキキタロータリーの利用状況】

質問 マイカーエリアの不足で路上駐車が常態化している。対策は。

答弁 警察による取り締まりの強化に向けた協議や、駅周辺の駐車場の利用を促すなどの取り組み等について検討する。

【中山アンダーパス】

質問 アンダーパスに通ずる階段、エレベーターの完成はいつか。

答弁 階段、エレベーターの完成は、令和7年度末頃となる見込みである。

【防災ライブカメラ】

質問 防災ライブカメラの設置については今後どのように考えているのか。

答弁 河川の増水等の危険箇所がある地域への呼び掛けや、効果的な使用方法を説明することで、設置促進に努める。

【指定管理者の評価制度】

質問 画一的な評価を見直し、施設の特徴等を踏まえて評価基準を策定すべきでは。

答弁 業務の実施状況、施設の利用状況、利用者の満足度の3項目を基本に、施設の特性に応じた評価となるよう工夫している。

【高齢化する被爆体験証言者】

質問 遠方に住む被爆者が負担なく移動できるように、支給額を増やすべきでは。

答弁 今後、移動の実態を踏まえた被爆体験証言者の負担軽減方策を具体的に検討していきたいと考えている。

【平和の取り組みを推進するために】

質問 平和記念資料館に寄付金を募る募金箱を設置してはどうか。

答弁 令和7年度に実施する東館1階の情報コーナーのリニューアルを機に、募金箱を設置したいと考えている。

【水道管路の漏水防止調査】

質問 令和6年度から導入した漏水センサーとはどのようなものか。

答弁 水道管に伝わる振動を毎日測定し、AIにより漏水の有無を判定するもので、継続的な漏水監視が可能である。


市民連合・市民の声

【働く者の所得増に向けて】

質問 中小企業における賃上げの実態をどのように認識し、どう対応しているか。

答弁 適切な価格転嫁や生産性・付加価値の向上が必要と認識しており、中小企業等に寄り添った経営・金融・技術支援を行っている。

【子育ての一番ピンは医療費補助!】

質問 所得制限による可処分所得の逆転現象が生じていることをどう考えるか。

答弁 引き続き、こども医療費補助制度の在り方について検討する中で、所得制限の在り方についても検討する。

【潜在保育士の復帰支援】

質問 復帰準備プログラムの実施や復帰後のフォローアップ体制の強化を検討しては。

答弁 潜在保育士や施設側のニーズを把握した上で、復帰に向けた支援の在り方を検討していきたいと考えている。

【気候変動による街路樹の対応を】

質問 気候変動を踏まえ、これまでの水やりの基準を見直してはどうか。

答弁 現行の取り扱い基準の降雨条件等が適当であるか、街路樹の管理者である区役所の意見を聞きながら検討したい。

【特別市の必要性】

質問 新たな大都市制度である特別市の必要性はどのように考えているのか。

答弁 特別市制度は、二重行政の解消や持続可能な行政サービスの提供等につながることから、実現すべきである。

【指定管理における労務費の見込み】

質問 賃金上昇で運営が厳しい中、指定管理者側にリスク分担を強いるのはどうなのか。

答弁 指定管理料は賃金や物価の上昇等を考慮して設定しており、原則、既定の指定管理料の範囲内で対応されるべきものと考える。

【消防団員の確保のために】

質問 男女の役割分担を見直し、それぞれの活動の幅を広げてはどうか。

答弁 男女ともに能力と適性に応じた消防団活動ができるよう、消防団の主体性を尊重しながら共に検討していく。

【消防局の広域連携】

質問 2025年3月の今治市林野火災での本市消防局の出動状況と役割は。

答弁 7日間で延べ45隊188名が出動し、愛媛県庁での指揮調整のほか、陸上隊・航空隊で連携し昼夜を通しての消火活動等を担った。

公明党

【自主財源の確保の取り組みを】

質問 ネーミングライツの対象を拡大し収益化を図ってはどうか。

答弁 財源確保を図る観点から、命名権の導入を積極的に推進しており、他都市の事例等を調査・研究していきたい。

【学校司書の勤務条件見直し】

質問 学校司書について通年任用としてはどうか。

答弁 長期休業期間中に授業を実施する学校もあることから、任用の在り方について改めて検討していきたいと考えている。

【住宅地付近に出没するシカ対策】

質問 住宅地の付近に出没するシカが増えているが、どう対策しているのか。

答弁 町内会の回覧板での注意喚起(エサになるごみの放置をしない等)や、箱わなによる駆除活動を行っている。

【がん検診の受診率向上を】

質問 若年層や働き盛り世代の受診率向上のための取り組みはどうか。

答弁 受診しやすい環境整備や未受診者への再勧奨通知、地区担当保健師による地域等での普及啓発を行っている。

【児童虐待防止対策の推進】

質問 増加傾向にある児童虐待を防止するための職員体制はどうか。

答弁 法令に基づき児童福祉司等を順次増員している。他にも、現職警察官、弁護士等の専門職を配置し支援体制の充実を図っている。

【アストラム延伸・己斐中駅に】

質問 食料等を購入できる商業施設の確保について、関係者との協議の状況は。

答弁 今後、用地取得に入った段階で、さまざまな可能性について誠心誠意協議していきたいと考えている。

【特殊詐欺対策推進事業】

質問 詐欺の手口を紹介する動画を作成し、ユーチューブやSNSで注意喚起しては。

答弁 本市ホームページに警察等が公開する動画を集約したリンク集を掲載するなど広報・啓発の一層の充実を図りたい。

【観音地区・道路陥没事故を踏まえ】

質問 工事ルートの安全性を事故調査検討委員会の検討項目に含めてほしいが、どうか。

答弁 今後の事故調査検討委員会において、あらゆる可能性を考慮した上で万全の安全対策を検討していく。

日本共産党

【誰もが生きやすい広島市へ】

質問 ジェンダー平等を市としてどう位置付けているのか。

答弁 「女性がいきいき活躍できるジェンダー平等なまち」づくりを本市総合戦略の重点プロジェクトの柱の一つと位置付け、全庁的に取り組みの充実を図っている。

【商工費を増やして商売人を守れ】

質問 物価高の下、小規模事業者の経営実態をどう受け止めているか。

答弁 人件費や物価高騰に係る負担を中心に、中小企業の経営環境は厳しい状況であると受け止めている。

【こども医療費補助制度の拡大を】

質問 所得制限を撤廃し、高校3年生まで無料にすべきだが、必要な費用は。

答弁 令和7年度当初予算ベースで試算すると、約24億1,700万円追加で必要と見込んでいる。

【小中学校の特別教室にエアコンを】

質問 体育館や理科室などにエアコンを整備するに当たり、課題は何か。

答弁 空調設備の整備には多額の事業費を要するという課題があるため、整備手法や財源確保策について検討している。

【外国人の市営住宅入居】

質問 外国人の市営住宅入居に対して市として優遇措置などがあるか。

答弁 市営住宅入居について、外国籍であることを理由とする特別な配慮や仕組みはない。

【老朽化した下水道管の改築事業】

質問 改築では全国で死亡事故などが続出している。安全にできるのか。

答弁 有毒ガス濃度の測定、墜落制止用器具の装着など安全管理を徹底し、労働災害の未然防止に努める。

ひろしま清風会

【MICE(マイス)施設は出島にこだわるな!】

質問 出島メセコン用地の取り扱いは今後どうなるのか。

答弁 用地の取り扱いは、令和7年度に策定するMICE施設整備基本方針を踏まえて検討することになるため、現時点で確定したものはない。

【ごみの減量化の対策は】

質問 家庭系「可燃ごみ」と「その他プラ」の分別区分の統合の検討状況は。

答弁 「その他プラ」のうち、プラ製品はリサイクルし、それ以外は「可燃ごみ」に統合するなど、分別区分の変更を検討している。

【地域資源管理システムの導入】

質問 本システムは、市民生活にどう役立つのか。

答弁 地域福祉の情報を、知りたい分野・所在地・内容等に応じて入手でき、社会参加や課題解決に活用できる。

【都市活性化】

質問 八丁堀地区の開発促進について、今後どのように取り組んでいくのか。

答弁 民間再開発事業への支援、建築物の建て替え促進、土地の高度利用、業務・商業機能の充実・強化に取り組む。

広島維新の会

【がん検診の精密検査未把握率の改善を】

質問 大腸がんの精検未把握率が高い状況だが、改善に向けた取り組みは。

答弁 がん検診精度管理連絡会議での議論を踏まえ、医師会や検診実施機関と連携して未把握率改善に取り組む。

【都市計画道路霞庚午線】

質問 当面、片側1車線での暫定供用を目指すとのことだが、今後の見通しは。

答弁 令和8年度末の暫定供用を目指し、必要な用地を取得後、速やかに工事に着手していきたいと考えている。

【多文化共生事業に国からの予算を】

質問 多文化共生事業については、国に十分な予算の配分を要求すべきでは。

答弁 外国人市民数の増加等を踏まえ、財政支援拡充に係る要望を他都市とも連携し国に行っていくこととしている。

新政クラブ

【減債基金の活用】

質問 市債発行額を少しでも減らすために、減債基金を財源として活用してはどうか。

答弁 建設事業の財源として市債を活用し、その償還を長期に行うことで、世代間の公平を図るべきものと考えている。

【安芸市民病院の運営見直し】

質問 安芸市民病院を、市立病院機構へ統合検討しているのはなぜか。

答弁 全国的に病院の収益確保が難しくなっており、将来に渡って安定的に運営できる方策を検討することとした。

【集会所の耐震化対策】

質問 耐震補強工事着手時、集会所の管理者等への対応はどのようにするのか。

答弁 実施時期や内容などを事前に管理者等と調整しており、計画を変更する場合は速やかに協議を行う。

無党派クラブ

【国民健康保険】

質問 保険料が上昇し続ける中、保険料滞納者へ本市はどう対応するのか。

答弁 市税等お知らせセンターによる納付勧奨や本市独自の減免制度の適用など、個々の状況に応じ適切に対応している。

【新中央図書館の隠された建設費】

質問 年間約2.5億円もの賃料・共益費等が今後も予想される。本市の見解は。

答弁 付帯決議に沿って、議会報告、市民意見募集等を行い、所要の手続きを経て進めてきたものである。

至誠会

【集会所の運営管理】

質問 築30年以上経っている修繕が必要な集会所の件数は。

答弁 本市に281の集会所がある中で、築30年を超える施設は相当数あるものと承知している。

鈴蘭会

【民間や若者の力をまちづくりに】

質問 広島都心会議はどのような組織で、どのような役割を担っているのか。

答弁 エリアマネジメント団体と行政との連携を促すプラットフォームとして、まちづくりの調整・支援を行っている。

新風クラブ

【積算の精度を高めよ】

質問 放課後児童クラブ工事費の積算乖離(かいり)の要因は。

答弁 エアコンの更新は、参考見積額と実勢価格に差があったこと、トイレ洋式化は、小規模な施工内容が多く、安価に行うことができたことによるものである。


令和7年第4回臨時会で可決した決議
ガザ地区を始めとする中東地域の平和的解決を求める決議
 近年、ガザ地区を始めとする中東地域において、紛争により多くの市民の命が奪われ、生活の基盤が破壊される深刻な人道危機が続いている。
 取り分け、こどもや高齢者、一般市民といった罪のない人々が犠牲となり、その数は6万7,000人を超える。しかも、このうち8割以上が民間人だとの調査報告もあるなど、安全と生存が脅かされている現状は、極めて憂慮すべき事態である。
 本市は、被爆の惨禍を経験した都市として、いかなる場所においても人命が軽んじられることを許さず、世界恒久平和の実現を希求してきた。
 戦争や報復の連鎖によって新たな悲しみや、苦しみが生まれることを断じて許してはならない。
 本市議会は、関係当事者及び国際社会に対し、一刻も早く暴力の応酬を停止し、国際人道法を遵守した上で、対話と外交による平和的解決を強く求める。
 また、避難民や被災市民の命を守るために、生きるための人道支援、取り分け食糧・医療・水・衛生などの基礎的支援を早急に実施し、支援物資の搬入と配布を安全かつ持続的に確保することを要請する。
 そのためには、国際社会が監視と検証の体制を強化し、支援活動が妨げられることのないよう環境を整備することが不可欠である。
 さらに、国際連合が主体的な役割を果たし、停戦合意が着実に履行されるための強固で実効性のある国際的な枠組みの構築を強く求める。
 本市議会は、被爆地・広島の名において、世界の全ての人々が恐怖や暴力におびえることなく、安全と尊厳をもって生きられる未来の実現を願うものである。
 以上、決議する。


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