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請願第32号

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 恵下埋立地(仮称)整備事業の監視について

(要旨)


要旨
 広島市議会議員の皆様に、恵下埋立地の勘案事項についての認識を深めていただき、広島市環境局が行おうとしていることを注意深く監視していただくよう請願する。 

理由
 平成29年1月28日付けの中国新聞に「広島市処分場予定地タイヤの燃え殻5,600トン確認、処理に本年度2億円」の見出しの記事があり、私は初めてこの事実を知った。その後、広島市環境局恵下埋立地建設事務所の作成した「恵下埋立地(仮称)建設現場におけるダイオキシン類を含む燃え殻の処理について」という、水内地区の住民に配布した資料が私の手元に届いた。この資料の文面には、平成28年9月に基準を超える猛毒のダイオキシン類の存在が判明したことが書かれていた。
 広島市はその間、戸山学区町内会連合会と「建設合意書」締結の交渉を進めていた。安全・安心を言い続けてきた環境局は、交渉に支障を及ぼしかねないダイオキシン類のことは一切口にしなかった。猛毒のダイオキシン類を搭載し、福山市の処分場に運搬するために戸山地区を通行する時に想定される事故及びダイオキシン類の飛散の危険性を説明することなく今日に至っている。
 基準を超えるダイオキシン類の汚染除去では、1997年に和歌山県橋本市の事件が大きく報道され、社会問題となった。
 環境局は、平成32年に開業したい恵下埋立地の工事を予定どおりに行うため、工事を遅延させる恐れのあるこの事実を隠匿したと疑わざるを得ない。また、汚染土が5,600トンのように報道されているが、この数量が最大の予定数量なのか、まだ増える可能性があるのか知らされていない。
 広島市は、県道71号線の改良のため、水内・戸山地区間にトンネルを開通させる計画を地元に説明し、地元も協力しようとしたのであるが、このトンネルに、恵下処分場で発生する汚染水の送水管を布設する計画が判明し、山林所有者の反対を受けて、予定していたトンネル工事は中止になっている。広島市は、トンネルに取り付く道路を完成させながら、トンネルの工事を中止したのである。計画性なく工事を進め、多額の工事費をどぶに捨てたと同じことで、憤りを感じる。
 恵下処分場の設計において、基本設計に基づいた汚染水送水管の実施設計ができなかったと聞いている。その結果、当初の実施設計委託額を倍増させて見直しを行ったそうである。また、県道広島湯来線に整備するトンネルに汚染水送水管を布設する設計、県道広島湯来線に整備するトンネルの設計等、地元との合意のないまま進め、無駄な設計ともなっている。
 来年度は、県道広島湯来線の現道部に汚染水送水管を布設する設計を発注予定と聞いている。この県道広島湯来線の現道部には、道路敷として分筆されていない個人の山林があり、現在その状況の調査を広島法務局へ依頼中である。最悪の場合、県道広島湯来線の現道部への汚染水送水管の布設ができなくなる。もう少し状況がはっきりしてから設計の発注をすべきと思う。
 今回新聞報道のあったタイヤの燃え殻の一部は、出島処分場へ搬入し埋立処分するとあった。
 今まで、私たち戸山住民は、一般廃棄物の焼却灰を取りあえず県出島処分場に埋立処分してほしい、その間にいろいろと戸山住民と協議して、最善の策で恵下埋立地を完成してほしいとお願いしている。
 市議会議員の皆様に、環境局の短絡的・場当たり的な計画を監視していただき、大切な税金を無駄にするような使い方をしないようにしていただきたいと思う。