1. サイトマップ

本文の開始

請願第17号

  • 印刷用ページを表示する
  • 通常ページへ戻る
  • このページを印刷

 

 恵下埋立地(仮称)整備事業計画の見直しについて

 

 

要旨

広島市の一般廃棄物の最終処分場として平成32年度供用開始・平成28年3月着工を目指している「恵下埋立地(仮称)整備事業」がある。
ここへ埋められるごみに含まれた有害物質が施設外に漏れ出る可能性について、多くの不安を抱えたままの計画となっているため、不安を払拭するために着工延期の検討を含め、再協議・工事変更を行うこと、広く市民へ向けて協議の場を持つことを連署をもって請願する。

 

理由

この計画は可燃ごみ・その他プラなどを焼却した有害性の高い灰と、家庭系・事業系不燃ごみがまとめて埋められ、使用予定年数は目安とされている15年を上回る30年、協議によっては更に長期間に及ぶものである。ごみには重金属・ダイオキシン・危険性が判明していない環境ホルモンなど、生命に有害な物質が濃縮されている。その有害物質が土壌へ安定化し、処理を要さなくなると言われる数十年から数百年にわたって施設外・送水管外へ漏れ出ないようにする管理が必要である。
ここでは埋立期間が長期間に及び、また予定地が太田川源流に位置することから、一層徹底した管理を要する。
それを示すように市の説明会では「処理場から出る汚水は浄水処理をしても、塩分濃度が高いので河川には流せない」、「万がーにも漏れ出てはいけない」、「一滴も漏らさない」との説明があった。

しかし、ごみに触れて汚れた雨水を処理するための「浸出水調整池」が標準的な計算をした場合の半分の容量しかないこと、 高さ100メートルを電動ポンプでくみ上げて高さ300メートルの急傾斜を流下させるなど浸出水送水方法に急激な高低差があり、前代未聞の総延長13キロメートルに及ぶこと、浸出水送水管を地下に埋め込むことにより漏出の発見やメンテナンスが困難であること、全国に事故例がありながら埋立地本体の漏水対策にメーカーが保証を10年とする厚さ1.5ミリメートルの遮水シートを二重にしただけの箇所が多いことなどが判明しており、予定地周辺・予定地外を問わず、多くの市民が不安を拭い去ることができない。

戸山地区においては、全ての計画が決定した後に説明が行われ、いまだ合意が取り交わされていない経緯、水内地区においては、取得前の私有地に対しても工事発注が行われた経緯もあり、広島市の言う「説明を行った」、「安全です」といった言動に信頼を寄せることができない状態である。

広島市全域からのごみが最終的に行き着く場所であり、広島の水がめとも言われる太田川源流に位置する以上、決して予定地周辺の市民だけでなく、全ての市民に関わる問題であるが、多くが知らないのも現状である。
ホームページによって情報公開してきたとあるが、予定地周辺でしか公開されていない情報、情報開示を求めなければ知り得ない情報も多くある。

この1か月弱の署名活動で5,100人の賛同が寄せられたが、誰もがこの事業のことを知らず、また事業内容や進め方に不安を感じていることが判明した。

このままでは将来にわたって安全面でも、信頼面でも、市と市民の間に大きな禍根を残しかねない。
広島市はかつて恵下埋立地に対し「日本一の処分場にする」とおっしゃったと聞いている。数十年あるいは百年に一度のこの機会を逃すことなく、不安を全て解消するために立ち止まり、工事計画見直しの時間と協議の場を与えていただきたい。

広島市民全てが誇れる処分場を、世界中から視察に来てもらえる広島市の行政を、どうか実現していただきたい。