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一般質問
第5回定例会・本会議
◎発言順に掲載(※紙面の都合上、1人2問以内で掲載しています。質問内容は、発言議員本人の提出によるものです。)
◎各会派の連絡先は、4面をご覧ください。


発言項目
◎発言順に掲載

八軒幹夫
(自民党・保守クラブ・南区)
・今後の都市運営の課題
・「迎える平和」の推進
・子どもの遊び場としての公園の再生

元田賢治
(自由民主党・南区)
・これからの「まちづくり」に対する市長の政治姿勢
・サッカー専用スタジアム建設
・出島東公園整備

松坂知恒
(市民連合・南区)
・大規模土砂災害
・過労死、過労自死
・子どもの教育と福祉
・文化行政
・救急医療
・市職員の健康管理

碓氷芳雄
(公明党・安佐南区)
・被爆70周年の平和記念式典
・危険ドラッグの根絶に向けた対策強化
・児童虐待防止のための体制強化と居所不明児童への対策
・災害時におけるボランティア活動の受け入れ
・空き家対策

竹田康律
(市政改革ネットワーク・安佐南区)
・市長の市政運営
・自主防災組織

村上厚子
(日本共産党・東区)
・平和行政と観光
・被災者が主人公の復興まちづくりを
・事務・事業の見直し
・いのちを守ること
・中学校の職場体験

八條範彦
(地域デザイン・安佐南区)
・行政の取り組み

永田雅紀
(自由民主党・中区)
・人口減少の社会
・地方の活性化
・マイナンバー制度

森本健治
(市民連合・中区)
・国際平和文化都市としての広島市の施策展開
・折り鶴に託された思いを昇華させるための取組
・動物愛護推進事業
・中小企業支援
・基町住宅地区の活性化
・高齢福祉

渡辺好造
(公明党・南区)
・平和首長会議の国内加盟都市会議
・産前・産後ケアの体制整備
・「放課後の子どもの安全・安心な居場所づくり」
・海抜表示板の設置
・漁業振興策としてのカキ養殖業者への支援

藤田博之
(市政改革ネットワーク・佐伯区)
・広島市長松井一實君の政治姿勢


八軒幹夫
自民党・保守クラブ(南区)

今後の都市運営の課題1

質問  財政運営方針について今後は10年間、あるいはそれ以上の中長期的な期間で策定することが必要ではないかと思いますが、どうですか。

答弁 中長期的な見通しの下に計画的な財政運営を行っていくという視点は重要と考えますが、社会経済情勢の変化を踏まえたさまざまな制度改正等が十分に見通せない現状において、10年を超えるような長期の計画を立てることは、極めて困難と考えています。このため、今後とも、社会経済情勢の動向等を可能な限り精緻に把握し、財政運営方針を策定していく必要があると考えています。

今後の都市運営の課題2

質問  東部地区連続立体交差事業については、平成25年の見直し検討状況の公表から1年以上が経過していますが、現在どのような状況ですか。

答弁 平成25年、県と本市において、鉄道高架区間を短縮する案を公表したところ、海田町は当初計画どおりの実施を強く望み、県においては海田町との協議等を行っているところです。本市としてはこの協議状況を踏まえて対応する必要があると考えます。いずれにしても、地域の皆様のこの事業への期待をしっかりと受け止め、県と連携し、この事業の効果が早期に発現できるよう取り組みたいと考えています。

元田賢治
自由民主党(南区)

出島東公園整備

質問  平成27年度末に完成予定の出島東公園は、多くの商業施設に隣接しており、その立地条件を生かせば、利用しやすくにぎわいのある公園になると思いますが、そのあたりの工夫を何か考えていますか。

答弁 隣接する商業施設との連携により、公園の利便性の向上やにぎわいづくりを図りたいと考え、商業施設に接する公園東側に出入口を設けるよう商業施設と協議しています。また、公園を安心して利用してもらえるよう、商業施設の警備員が巡回中に公園を見守るなどの取り組みについて働きかけたいと考えています。

これからのまちづくりに対する市長の政治姿勢

質問  人口減少時代にあっても本市が持続的に発展するためには、これまで築いてきた近隣市町との連携を土台に地方中枢拠点都市圏構想を実現する必要があると思いますが、市長の認識はどうですか。

答弁 同構想を積極的に活用した連携施策等の取り組みは、近隣市町との強固な信頼関係の下に、本市を安全・安心なまちにすると同時に、その機能強化を図り、ヒト・モノ・カネ・情報をより広く循環させることで、圏域全体がより輝きを放つようにするものでもあり、「循環」を基調としたまちづくりに専心したいと考えています。

松坂知恒
市民連合(南区)

新しいタイプの高校とは

質問  新しいタイプの定時制・通信制高校では、どのような生徒を育成するのですか。また、さまざまな個性を持つ生徒に対し、どのような教育を提供するのでしょうか。

答弁 新しいタイプの高校では、自己の生き方や進路について主体的に探求し、目標に向かって挑戦を続ける生徒などを育成します。また、生徒のライフスタイルに応じて、午前、午後、夜間の幅広い時間帯に授業を実施するなど、生徒一人一人を大切に、きめ細かな教育実践を行い、社会的、職業的に自立するために必要な力を育成する教育を行っていきます。

博物館資料を展示・公開

質問  市が保有する博物館資料を、被爆70周年記念事業として展示・公開するそうですが、その内容について教えてください。なぜその展示が70周年にふさわしいものとなるのでしょうか。

答弁 本市では、博物館資料等を活用し、第二次世界大戦を挟んで一変したまちの様子等を中心テーマとして、明治以降の本市の歴史を振り返る企画展を開催します。市民には、改めてふるさとへの愛着を高める等のきっかけにしてもらい、来広者にも、一層深く広島を理解し、平和の尊さを体感してもらいたいと考えています。

碓氷芳雄
公明党(安佐南区)

民間ボランティアのための環境整備を

質問  災害時において、社会福祉協議会(以下「社協」)を通して活動するボランティアへの対応と同様に、民間ボランティアが活動しやすい環境の整備も必要ではありませんか。

答弁 社協のボランティアに対しても、土嚢袋など、活動に直接的に必要となる資材等は供給しますが、食糧・宿泊場所などは自ら確保してもらっています。社協以外のボランティアには、社協への対応にある程度そろえながらの可能な限りの支援を基本としており、今後、社協のボランティアへの対応と同様となるよう、可能な限り協力していきます。

居所不明児童への対策を

質問  今、社会問題となっている居所不明児童については、虐待や何らかの事件に巻き込まれている可能性があるため、本市としても何か対策を検討する必要があると考えますが、いかがですか。

答弁 居所不明児童には虐待発生のリスクが高いと指摘されており、庁内外の関係機関が連携して、その家庭の実態把握に努め、支援につなぐ必要があると考えます。現在、庁内関係部署の連絡調整会議を設置して対応状況の把握等を行っており、今後、庁外の関係機関と協議調整し、できるだけ早期に対応策を、と考えています。

竹田康律
市政改革ネットワーク(安佐南区)

市長の市政運営

質問  市長は就任当初「活力とにぎわい」「ワーク・ライフ・バランス」「平和への思いの共有」を掲げましたが、それぞれにおいて達成できたこと、未達成のこと、その原因を答えてください。

答弁 例えば「活力とにぎわい」の点では広島駅周辺地区Bブロック等の建設工事着手などがあります。しかし、何より重要と考えたのは、対話、ビジョン、実行という行政手法を根付かせ、コミュニティ再生に向けての土台をつくることでした。かなり浸透したもののまだ十分に成果を上げるに至っていない状況かと思っており、さらなる努力を、と考えています。

自主防災組織

質問  自主防災組織の活動に当たっては、従来、行政指導の下、全市で同じ災害を想定した活動指導でしたが、各町内会や地域によって予測される災害が異なるため、町内会・地域に合った指導をすべきだと思いますが、どうでしょうか。

答弁 本市ではこれまで、さまざまな災害を想定した防災訓練等に取り組んできましたが、今後は、町内会などを単位とする自主防災組織に、危険箇所の確認や危険度の判断等に取り組んでもらうよう働きかけるとともに、地域の実情に即した支援を行っていきたいと考えています。

村上厚子
日本共産党(東区)

かき船の移転場所は再考を

質問  かき船「かなわ」が移転を検討している元安橋左岸は、小中高校生が河原に埋まっている原爆瓦を発掘し続けている場所であり、世界遺産原爆ドームのバッファゾーンの景観を損なうと考えますが、どうですか。

答弁 「株式会社かなわ」が今まで以上に平和に関する情報発信に努めるなら、世界遺産の原爆ドームを間近に控えながら広島の食文化「かき」と平和を希求する「広島の心」を一層効果的に発信できるようになると考えます。ここへの移転は肯定しがたいとの声も踏まえ、引き続き、平和と食文化の発信について事業者にしっかり対応させていきたいと考えています。

えっ 自衛隊に職場体験?

質問  中学生の自衛隊での職場体験は、15歳未満の徴兵を禁じたジュネーブ条約の理念に反し、通常の職業観を育む体験活動にふさわしくないと考えますが、どうですか。

答弁 職場体験は、キャリア教育の一環として実施するものであり、自衛隊で職場体験を行った生徒は、そこで働く人々の一生懸命に仕事に取り組む姿勢や、やりがいをもって働く姿と接することを通して、他の職場体験と同様に、望ましい勤労観・職業観を身に付けているものと考えています。

八條範彦
地域デザイン(安佐南区)

8・20豪雨災害

質問  発災当初の早い段階から、より機動力のある大手の建設業者に要請すれば、より迅速な対応ができると考えますが、いかがですか。

答弁 今回の災害では、発災当日には年間維持契約業者に土砂撤去などを指示し、さらに、被害の大きさから、地元の災害協力事業者や大手建設業者の協力も得ました。今後、今回のような大規模な災害が起きた場合には、地元業者への要請に加えて、機動力のある大手建設業者への要請を検討するとともに、土砂の積み替え場の確保などを行うことにより、作業効率の向上に努めます。

アストラムライン延伸計画

質問  公共交通体系づくりの基本計画策定段階において、電車・バス等交通事業者と調整をすべきだと思いますが、どう考えますか。

答弁 公共交通体系づくりの基本計画を、関係者間で合意した実行性の高い計画とする必要があるため、バスの活性化については、バス事業者も構成員となる広島都市圏バス活性化推進会議に公共交通体系づくりの基本的な考え方を示して議論してもらい、検討を進めています。アストラムラインの東西線と南北線の取り扱いについては、近々交通事業者と協議・調整に入るべく、本市の考え方を整理したいと考えています。

永田雅紀
自由民主党(中区)

人口減少社会をどうとらえて

質問  人口動態などの統計データを踏まえ、本市の特徴をとらえた上で、人口減少社会が抱える問題に対して、本市ではどのような政策を打っていくつもりなのか、考えを聞かせてください。

答弁 本市の人口動態に目を向けると、若者の減少傾向が見受けられます。これに歯止めをかける必要があり、やりがいのある安定した仕事に就くことができる環境づくりなどが重要と考えます。現在のまちづくりの方向性を踏まえ、近隣市町と一体となり、地方中枢拠点都市圏構想の実現を目指し、大胆に施策を展開していきたいと考えています。

「マイナンバー制度」市民の反応は?

質問  マイナンバー制度の導入に向けた本市の取り組み状況とマイナンバー独自利用についてどのように取り組むのかお聞きします。

答弁 まず住民記録システム等の改修を行っており、今後、各種情報システムについても順次必要な改修を行います。本市独自の事務での利用については、市民の利便性の向上等の観点から検討しています。全国的に広く実施されている事務については、現在、国において、市町村の条例によらなくても情報連携できるようにすることを検討しており、この結果を見て進めたいと考えています。

森本健治
市民連合(中区)

中小零細企業を救え! 

質問  円安・株高の傾向にある中、地域の中小・零細企業の多くは原材料を輸入に頼っており苦しい状況にあります。こうした企業に対してさらなる支援が必要であると考えますが、お答えください。

答弁 現在、本市では中小企業の資金繰り支援のための制度を設けていますが、昨今、特に原材料等を輸入する中小企業が円安の影響を受けており、中小企業や金融機関からも経営状況悪化を懸念する声を聞いています。中小企業の資金繰りや経営の安定化に資する支援策が必要と考え、その具体化に向け、検討を行っています。

GPS付き電動自転車で観光

質問  国内外の観光客をターゲットに、観光レンタサイクル事業を2月下旬にスタートさせるということですが、どのようなものなのですか。

答弁 広島駅等の主要交通結節点等に、貸出・返却が可能なサイクルポートを設け、観光客等が観光施設等を快適に巡る手段の一つとして自転車を活用することで、自転車都市としての新たな魅力を発信するものです。使用する自転車には電動アシストや、遠隔管理ができるGPS装置が付いています。運営期間は平成30年3月までを予定しています。

渡辺好造
公明党(南区)

早期に産前・産後ケアの実施を

質問  本市においても、妊娠から子育てまでの切れめのない支援である産前・産後ケアを実施し、安心して子どもを産み育てることのできる環境づくりを推進すべきではありませんか。

答弁 26年1月に実施したアンケートの結果を基に、従来の、生後4か月までの乳児がいる家庭への全戸訪問などに加え、宿泊等により産婦の心身のケアや育児に関する指導を行うサービスなどの産前・産後ケアの具体化に向け検討を行っており、妊娠期から子育て期にわたり切れめのない支援の充実を図りたいと考えています。

カキ養殖業者への支援で漁業振興を

質問  今年の採苗の実態を踏まえると、来期後半の減産は避けられず、平成28年1月から生産量が減少する見込みですが、それによる資金不足の解消策やカキの養殖過程でのリスク解消策などについて検討すべきではありませんか。

答弁 今回の著しい採苗不調を踏まえ、台風被害が大きい場合に準じ、県と連携して利子補給による無利子融資制度を設けることや、低利の融資制度の預託枠の拡大を検討中です。また、来期の安定的な採苗を目指して、県やカキ養殖業界と連携し、リスク緩和策について協議を始めたところです。

藤田博之
市政改革ネットワーク(佐伯区)

「江波山気象館」の命名権

質問  この江波山気象館は本市の重要な文化財であり、数少ない被爆建物なので売却すべきではないとの反対意見もありましたが、市長部局は命名権を売却しても市民生活に何の支障もないと主張し、議会に売却の議決を求め、可決されました。しかし、地元町内会長から江波山気象館の名称を残してほしいとの要望書を提出させるなどして議会には何の説明もなく議会議決を無視して命名権売却を中止しましたが、これは議会軽視であり、民主的でないのではありませんか。

答弁 呼称を付与することができる対象施設は、市の象徴的な施設等を除き、施設の特性等に照らして問題ないと判断しうる施設とし、できるだけ幅広くとらえることとしていました。9月議会においてその旨の答弁をさせていただいています。しかしその後、地元町内会から住民の総意をもって江波山気象館の名称を残してほしいとの強い要望が示されたことから、9月議会の議論を検証し、また、条例上、呼称を定めないという判断をする余地があったことから、地元の意向を尊重し、募集を見送ることとしたものです。また、要望書は、本市から作成の依頼はしていませんが、町内会長から自分の言うことをワープロで打ってほしいとの依頼を受け、浄書はしました。

〔用語解説〕

新しいタイプの高校
 県立と市立の定時制・通信制高校を、県市共同で、従来の定時制・通信制課程の枠にとらわれない新しいタイプの市立高校に再編整備する。平成30年度開校予定。

居所不明児童
 乳幼児健診や予防接種など乳幼児等を対象とする保健・福祉サービスを受けず接触が図れない、小学校入学当初から学校に来ず連絡が取れないなど、居住実態が把握できない児童。

マイナンバー制度
 行政機関等が社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、コンピュータを利用した情報連携を行うことによって、福祉制度などの申請の際に課税証明等の添付書類を不要とするなど、市民の利便性の向上と行政運営の効率化などを図るもの。

GPS
 人工衛星を利用して、自分のいる場所を正確に割り出すシステム。このたびの観光レンタサイクル事業では、遠隔管理ができるGPS装置や通信装置が設置されていることから、どのポートにも過不足なく自転車を配置することができ、借りたい場所に自転車がないといったトラブルを防ぐことができる。

カキの養殖過程でのリスク
 栄養分の豊富な沿岸部でカキを産卵させることにより、幼生の成育歩留まりが向上し、確実な採苗が期待できる一方、採苗時期(7月、8月)は、海底付近の貧酸素によるカキの斃死や、台風による筏の破損といったリスクがある。

議会活動への理解と認識を深めてもらい、議会をより身近なものとしていただくため、ホームページを開設しています。ぜひご覧ください。
〔ホームページアドレス〕www.city.hiroshima.lg.jp/gikai/