延べ39人が質疑 決算特別委員会の主な質疑
1兆400億円の全会計を厳正に審査・認定!

自民党・保守クラブ

入札制度について

 入札時の設計図書は、PDFで取得できるようにすべきでは?

 事業者の負担軽減につながるよう、今後、他都市の事例を参考に、導入に向けて鋭意、検討する。

積算能力について

 職員の積算能力の低下が不調を招く一因だが、OB職員の活用を考えては?

 適正な積算は基本なので、職員への指導や研修を充実したい。OB職員の活用については、引き続き検討したい。

待機児童の解消

 大規模事業所内保育の拡充で即時解消を図ってはどうか。

 本市の待機児童の解消のみならず、企業にとって人材の確保等につながることから、積極的に取り組んでもらえるようお願いしていく。

 前問と同様に、市役所内にも施設整備をしてはどうか。

 現在設置している他の自治体の運営状況を調査するとともに、本市職員のニーズを把握するなど、研究していく。

時効消滅した収入

 延滞、滞納処理は一括管理により徴収漏れを防止すべきでは?

 各種徴収金の滞納整理は、一元的に行うことで効率化できるため、具体化を検討している。

 債権回収会社による不納欠損防止策を図るべきではないか。

 民間委託については、他都市の事例等も参考にして、その有効性について検証し、導入について検討していく。

内部統制の強化

 不正経理発覚後の具体的改善策は何か。

 この1年間では、新財務会計システムの導入による事務の効率化・適正化、施設修繕における設計図書作成基準の見直し等の取り組みを行った。

 相次ぐ不祥事発生の再発防止には適格な人事異動で緊張感が必要では?

 不祥事を許さない職場風土づくりができるよう、これにふさわしい管理監督能力のある職員の配置など適正な人事に努めたい。

建築工事の入札不調について

 昨今の経済情勢・社会動向を鑑み、柔軟に工期の延長をしてはどうか。

 契約後の経済情勢等の動向による工期変更は行っていないが、どのような対応ができるか早急に検討したい。

交通安全教室について

 本市が行う次世代への交通安全教室について、現行をいかに考えているのか。

 中学校および高校での自転車教室の開催について、今年度、モデル事業を実施しているので、来年度から本格実施に移行するなど、交通安全対策の拡充について検討していきたい。

生命(いのち)のメッセージ展」について

 乱暴・飲酒運転の根絶に向け、行政でも「生命のメッセージ展」を開催してはどうか。

 「生命のメッセージ展」の広島市での開催については、後援だけでなく、どのような取り組みができるか検討していきたい。

市政改革ネットワーク

指定管理者制度の財務安定性

 財務諸表の点検件数が少ないなど、財務安定性の点検が不十分だが、なぜか。

 財務諸表の統一的な点検方法を定めておらず、財務安全性についての認識の甘さがあったと考えている。

企業会計のバランスシート

 病院事業の160億円もの多額の預貯金の資産運用は?

 平成25年度から償還期限2年の国債で約65.5億円、定期預金で約44.2億円を長期資金運用している。

ぽい捨て防止事業の人件費は?

 事業内容と報酬は適正なのか。年収450万円は高いのではないか。

 条例を実効あるものとしていくためには、引き続きぽい捨て防止指導員による啓発や過料徴収を継続することが必要と考えている。

ゴミの転送業務は必要なのか!?

 転送ではなく直送することで、コスト削減ができたのではないか。

 建設中のゴミ焼却施設の性能や安全性を確認するため、直送では足りない試験焼却用のゴミを転送する必要があった。

都市計画総務費の翌年度繰越

 西広島駅周辺地区交通結節点整備事業繰越の具体的内容と理由は?

 測量を実施した上で、駅前広場基本設計を行う予定であったが、JRとの協議に日時を要し、測量の完成が遅れたため、当該設計の着手が遅れ、繰越したものである。

街路事業費の翌年度繰越

 西広島駅周辺地区交通結節点整備事業繰越の具体的内容と理由は?

 JR所有施設の物件調査に必要な資料の提供について、JRとの調整に日時を要したことなどから、調査の着手が遅れ、繰越したものである。

平和記念式典の時間外手当の見直しを

 式典における職員の時間外手当は3千万円。事務指導員の活用は?

 式典警備に事務指導員を活用することは困難だが、警備人数の削減も視野に入れて、時間外手当の抑制に努めたい。

性暴力被害者支援の充実強化を

 DV・ストーカー事案は最多である。性暴力などのワンストップセンターが必要では?

 各相談窓口で的確に対応ができるように、当面、県のマニュアルに基づき、支援に取り組みたい。

平成24年度の水道の漏水防止対策

 道路上の漏水件数と宅地内漏水件数は? また、その対策は?

 道路上は1,744件(メーターまで含む)宅地内は7,773件で、配水管の更新や漏水調査および検針時の漏水確認や職員による調査を行っている。

市民連合

企業会計への繰出金

 一般会計から黒字の企業会計への繰出金は抑制すべきではないか。

 これまでも、各企業会計に対して、経費の節減や業務の効率化等を求めているが、引き続き、企業と協議を行いながら、一般会計からの繰出金の抑制を図っていきたい。

チャレンジャーに資金を

 創業者の参加するイベントに出向き融資制度をPRすべきでは?

 今年度から、地域の中小企業等が参加する展示会やイベントにおいて融資制度等のPRを行うことにしている。

脱原発、再生可能エネルギー転換へ

 原発事故は市民の生存権を奪う。脱原発、再生可能エネルギーへ転換すべきでは?

 国に責任あるエネルギー政策の早期の構築と実行を強く求めている。
 再生可能エネルギーの普及に一層取り組む。


危機にある子どものいのち

 子どもの虐待、暴力、いじめ等の防止にどんな施策をとったのか。

 講演会等の広報・啓発活動や教職員等を対象にした研修、関係機関等との連携による相談・支援などを行った。

保育所の環境整備を

 保育士がいきいきと働ける労働・職場環境の整備をすべきでは?

 今後とも、保育士の時間外勤務や年休取得の状況等について、より一層状況把握に努め、適切に対応していきたい。

東部地区連続立体交差事業

 事業開始以来大幅に遅れている。早期完成の取り組みはどうか。

 引き続き広島県と連携の上、見直しの方向性をできるだけ早期に取りまとめ、早期完成に向け取り組んでいきたい。

道路標識・道路照明灯等の安全管理を

 市民の安全を守るために効果的な維持管理をすべきだと考えるがどうか。

 今回実施する道路標識等の点検結果を受け、早急に必要な対策を講じるとともに点検要領を定め、効率的かつ計画的な維持管理を行う。

臨時財政対策債は廃止すべき

 臨時財政対策債を廃止するよう国に強く働き掛けるべきだが、どうか。

 引き続き市議会の協力もいただきながら、指定都市市長会等と連携して、国に強く働き掛けを行っていきたい。

公明党

市民参加による森林づくりを

 市民参加による森林の保全について、どのように考えているか。

 市民全体で森林を守り育てることが重要であり、今後ともより多くの市民が森林づくりに参加できるよう取り組んでいく。

各病院の役割分担を明確に

 市民病院の健康管理センターの役割分担、位置づけをどう考えているのか。

 地方独立行政法人化後の市立4病院の役割の見直しや連携強化を進めていく中で、その位置づけを検討していく。

包括支援センターの事務効率化

 ケアマネジャーの負担軽減のため、事務処理の効率化が必要では?

 実態を調査し関係者の意見も聞きながら、事務の効率化のためにどのようなことができるか研究していきたい。

教育の絆(きずな)プロジェクト事業の拡大を

 モデル校で成果があった本事業を、さらに拡大実施すべきと思うが、どうか。

 学校規模や地域の実態を踏まえ、モデル校を各区に段階的に拡大し、最終的には全中学校区で展開する予定である。

河岸緑地の維持管理について

 市民の利用が多い国の河川の遊歩道の管理は市も責任を持つべきでは?

 市民がより快適に利用できるよう管理者である国に要望し、市としても何ができるか関係者と協議していく。

平和記念資料館の施設整備について

 迎える平和を推進していく上で、閉館の影響を抑えるための対策を考えているか。

 工事期間中も本館もしくは東館のいずれかを開館するとともに、空きスペースを活用して仮設展示を行い、被爆の実相を確実に伝えていきたい。

郷土資料館と江波山気象館について

 施設の見直しの時期に来ているのではないか?

 公共施設全体について施設のあり方等を検討する「公共施設老朽化対策検討会議」での検討結果を踏まえて対応することになると考えている。

予防査察指導について

 消防法上の不備に対し、建築部局と連携しどのようなことを行っているのか。

 合同査察台帳の作成や連絡会の設置により情報の共有化を図るとともに、随時合同査察を実施している。

日本共産党

差し押さえ前提の滞納整理やめよ!

 滞納者の生活を丸ごと受け止め、生活再建を図りながら取り組むべきだが、どうか。

 生活困窮者自立支援法案について、施行に向け、どのような施策展開が可能か検討していきたい。

企業立地促進補助事業で6億円補助

 巨費を補助するからには、正規雇用の拡大を求めるべきだが、どうか。

 補助対象企業の立地により雇用の創出が図られている。また、補助申請時には正規雇用を増やすよう要請している。

保育園の廃園を押しつけるな!

 保護者の理解を得るまで、ふくしま第二保育園の募集停止をすべきではないが、どうか。

 ふくしま第二保育園の募集停止と閉園については現在の方針で進めるが、引き続き保護者の理解が得られるよう努める。

爽志会

区役所の組織について

 平成24年度に行った区役所の組織改正について、その効果の検証を聞きたい。

 市民のまちづくりに関する相談の増加、窓口の一本化による利便性の向上等があったと聞いており、効果があったと考えている。

基礎学力をつける指導について

 「10歳の壁」という言葉がある。1〜4年生までの学習支援の充実に取り組むべきでは?

 今後、授業における個に応じた指導の工夫や帯時間の見直し・改善など、その充実策について検討していきたいと考えている。

旧理学部1号館について

 旧理学部1号館と敷地を無償取得した理由について聞きたい。

 「知の拠点」の再生に向け、公園としての可能性を有している敷地を取得することで、公園機能の充実とプロジェクトの推進を図ることとした。

各会計歳入歳出決算等の説明

 平成24年度においては、「選択と集中」の考え方の下、市民の目線に立って、すべての事務・事業を対象として、全庁を挙げて徹底した見直しを行いつつ、市政推進の基本コンセプトである「世界に誇れる『まち』の実現に向けて」を着実に具体化していくための諸施策の展開に努めました。
 平成24年度の決算については、一般会計と特別会計を合わせた20会計の実質収支は黒字となりましたが、歳入の面では、市税収入が固定資産税の減収などにより4年連続のマイナスとなりました。一方、歳出の面では、社会保障費について、高齢化の進展等に伴う生活保護費や介護サービス給付費などが増加しています。さらに、年度末における市債残高が一般会計で1兆500億円を超えるなど、引き続き厳しい状況となりました。
 また、公営企業である下水道事業、水道事業、病院事業についても、市民サービスの向上や経営の効率化などに努めました。
 その結果、平成24年度の歳入歳出決算は、それぞれの会計において、所期の目的を達成できたと考えております。
(決算特別委員会全体会議の市長あいさつより)

〔用語解説〕

PDF
 ポータブル・ドキュメント・フォーマットの略で、電子文書のファイル形式の一種。

不納欠損
 滞納分の徴収金が徴収できず、その調定の金額を消滅させること。

生命のメッセージ展
 人の生命が暴力的に奪われることなく精一杯生きることができる社会をめざし、犠牲者の等身大の人型に遺族のメッセージなどを添えて展示する。

バランスシート
 基準日(会計年度末である3月31日)時点における地方公共団体の資産と負債等のストックの状況を明らかにすることを目的として作成するもの。

企業会計
 民間企業と同じように、主にサービスの提供で収入を得て、その収入で支出を賄う会計。下水道・水道・病院の3つの企業会計がある。

一般会計
 市が行う行政運営の基本的な経費を経理する会計。

再生可能エネルギー
 太陽光、風力などの自然の力を利用したエネルギー。

東部地区連続立体交差事業
 広島市東部のJR向洋駅および海田市駅周辺地区の鉄道を高架化し、交通の円滑化や市街地の一体化等を図る事業。

臨時財政対策債
 国が地方交付税の不足を補うために市に発行させる市債。

ケアマネジャー
 介護支援専門員。

教育の絆プロジェクト事業
 正式名称は、まちぐるみ「教育の絆」プロジェクト事業。学校と家庭・地域の連携・協力による「まちぐるみの教育」を充実・強化し、子どもの健やかな成長を図ることを目的とする。

企業立地促進補助事業
 産業集積と雇用の場の創出を通じて経済の活性化を図るため、事業所の新設等に一定の補助を行う事業。