一般質問発言項目
※太字は下で紹介している質問(紙面の都合上1人2問以内、発言議員本人提出)です。
◎発言順に掲載

●谷口 修(自民党・保守クラブ・安佐南区)
広島市の総合計画/観光政策/区行政/西風新都

●伊藤昭善(市政改革ネットワーク・安佐北区)
高齢者いきいき活動ポイント事業等/恵下埋立地建設工事の進捗状況/自転車盗難防止対策/学校納入金の振替え手数料/有害鳥獣対策等

●今田良治(自由民主党・安佐北区)
平和推進に関する取り組み/平和記念公園の寄附樹木/高齢者いきいき活動ポイント事業/バス再編計画/安佐市民病院建替え/安佐市民病院跡地/終着駅サミット

●平木典道(公明党・東区)
非常勤・臨時職員の処遇改善/自転車の安全・適正な利用促進条例/メンタルヘルス/放射線影響研究所の移転/8月6日の平和学習

●中森辰一(日本共産党・西区)
平和都市にふさわしい都市に向けて

●森本健治(広島市民クラブ・中区)
ピースツーリズムにつながる「稼ぐ観光」/子供に視点を置いた地域コミュニティの再生/西広島バイパス高架延伸事業の再開

●若林新三(市民連合・安佐北区)
路面電車の電停の統合/広島市中央市場と東部市場の統合/放射線影響研究所の移転/国連軍縮会議の期待と成果/電子メディアの適正利用と犯罪抑止

●八軒幹夫(自由民主党立風会・南区)
国民保護被爆体験伝承者養成事業

●児玉光禎(自民党・保守クラブ・佐伯区)
政務活動費/教育行政

●沖宗正明(市政改革ネットワーク・安芸区)
日米地位協定とHIROSHIMA

●山路英男(自由民主党・東区)
マイナンバーカードの活用/防災情報の伝達/広島市安佐動物公園の平和の取り組み効果・効率的な市政運営

●碓氷芳雄(公明党・安佐南区)
核兵器廃絶・世界恒久平和実現への取り組み広島市の障害者スポーツへの支援/放課後児童クラブ/造血幹細胞移植後の予防接種費用の助成


谷口 修
自民党・保守クラブ

広島市総合計画の策定

質問 新しい広島市総合計画策定のスケジュールはどのように考えているのか。

答弁 期間満了が近づいている第5次市基本計画に代わる新しい総合計画策定の具体的なスケジュールとしては、30年1月末に公募による市民委員も参画する総合計画審議会を設置し、計画改定の諮問を行い、30年度から具体の審議に入るとともに、各区のまちづくり懇談会を開催する。31年度には総合計画の素案を作成し、市民意見募集を行い、32年度までに審議会から答申を受け、議会の議決を経て策定することとしている。その過程で、議会に報告、意見を頂きながら、計画づくりを着実に進めたいと考えている。

環状線(善當寺(ぜんとうじ)工区)

質問 市が本年度購入した善當寺工区の環状線の建設計画をどのように考えているのか。

答弁 同工区の整備は、現在、予備設計を実施しており、今年度中に成果をとりまとめることとしている。30年度は地形測量と詳細設計を行う予定で、31年度には一部区間の工事に着手したいと考えている。完成時期は西風新都推進計画において42年までに整備すると定めているが、できるだけ早期に完成するよう取り組んでいきたいと考えている。

伊藤昭善
市政改革ネットワーク

高齢者いきいき活動ポイント事業の徹底を

質問  十分な内容検討や周知を図れないまま事業を開始したことにより、ポイント付与の可否や地域団体に事業の管理や運営の負担を強いていることの混乱に対し、どう考えているのか。

答弁 早急に運用上の課題を把握するよう指示をしている。年度内には対応方策をとりまとめ、今年10月の奨励金支給までを一つのサイクルと捉え、PDCAサイクルを実施するよう指示したところである。これにより、来年度当初よりこれまでに生じている運用上の疑義等を解消し、円滑な事業運営を図っていきたいと考えている。前例のない本事業を制度として定着させるには、一定の期間改善を重ねる必要があると考えている。

有害鳥獣対策見直しを

質問  駆除班の緊急出動に関する報償金及び捕獲物の処理費等について、その苦労に見合う経費の支払いを望むが、市の考えはどうか。

答弁 緊急出動した駆除班が安全かつ迅速に活動できるようにするためにも、処遇改善は重要であると考えている。本年度から、報償金の一出動当りの上限額を1万円から2万円に引き上げており、シカの処理費については、処理に対する負担が大きいことから、一頭当り千円引き上げたところである。

今田良治
自由民主党

高齢者いきいき活動ポイント事業

質問  事業が始まって3ヶ月が経過したが、高齢者や活動団体の反応はどうか。そうした声を受け止め、より良い制度への改善に継続して取り組むべきではないか。

答弁 制度を評価する声がある一方、管理者への負担を危惧する声などもある。現在、運用上の課題について、各区役所はじめ関係団体等からの聴取を始めており、年度内に対応方策をとりまとめることとしている。新しい制度を浸透させるには一定の期間改善を重ねることが必要であり、今後とも地域の実情等を勘案しつつ、必要に応じ、着実かつ実効性のあるプロセスを経て見直しを行い、より良い制度に高めていきたいと考えている。

安佐市民病院建て替え

質問  新安佐市民病院の建設予定地である荒下地区の土地区画整理事業はどのように進んでいるか、また同病院の基本設計ではどのようなことを行っているのか。

答弁 同地区の土地区画整理事業は、既に地元地権者から土地区画整理法に基づく組合設立認可申請書が提出されており、市が認可すれば土地造成工事に着手する段取りになっている。昨年2月に着手した基本設計では、建物の外形、各部門や病棟の配置、患者や医療スタッフ、物流の動線の設定等を進めているところであり、併せて新病院の強みとなる医療機能の精査を行っていく。

平木典道
公明党

非常勤・臨時職員の処遇改善

質問  非正規職員の待遇改善を行うための法律が改正されたが、その実施に向けたスケジュールはどうなっているのか。制度の移行により、待遇はどう改善されるのか。

答弁 総務省がマニュアルを定めており、制度が実施される32年4月までの想定スケジュールが示されている。市においても、このスケジュールを参考に制度導入に向けた各種の検討を進めていく。制度移行後は期末手当が、加えて場合によっては時間外勤務手当、地域手当、退職手当等の支給等ができるようになる。制度移行に当たっては、職員体制のあり方や財政負担等も踏まえ、関係者とも協議しながら検討していきたいと考えている。

8月6日の平和学習

質問  8・6の平和学習の開催について、国と協議する旨の答弁を6月議会でされているが、どのような状況なのか。結論は出ているのか。

答弁 国との協議が整い、法令上休日勤務が可能な業務は学習指導要領に定める学校行事等に限定されているが、これまで教育課程外の取り組みとして実施していた平和学習を、学校行事として実施する方法に見直すこととした。その上で各学校が毎年度自主的に諸状況を勘案して実施するものとし、確実に休日の代休日を指定するよう各学校に徹底することとした。

中森辰一
日本共産党

実態に沿う保育所増設を

質問  市は年度当初の待機児数だけに対応しているが、月を追うごとに待機児が増え、今年度も10月末で1400人も待機児がいる。ここを解消する増設計画にしないと待機児問題は解決しないがどうするのか。

答弁 これまで、保育園や小規模保育事業所新設等のハード面と、保育士の処遇改善等のソフト面に取り組んでおり、待機児童解消に一定の成果を上げているところである。今後もこうした対応に注力する必要があると考えており、議員ご指摘の状況は重く受けとめているが、まずは30年度当初の待機児童の解消に向け取り組んでいく。

差別扱いをしていいか

質問  放課後児童クラブ延長保育を有料で実施すると、親の事情で登録児童なら30分前に入れるが、そうでない子は入れてもらえない差別的な扱いをせざるを得ないのではないか。そんなことをすべきではないがどうか。

答弁 保護者に丁寧に説明する場を設け、十分に周知を図ることにより確実に申込みを行っていただくよう努める。それにも拘わらず、登録外児童を延長時間帯に保育するような状況が続けば、まずは児童を預かった上で、申込みをしている保護者との公平性の観点から、当該児童の保護者に対し利用を促すなど粘り強く指導を続けていく。

森本健治
広島市民クラブ

西広島バイパス高架延伸事業

質問  早期再開を国に強く働きかけていくためには、地元経済界の動きとも連携しながら進めていくことが重要だと思うが、早期再開にむけての覚悟を聞きたい。

答弁 議員ご指摘のとおり、地元経済界の積極的な動きと連携を図りながら、事業再開に向けた取り組みを着実に進めていくことが重要になっていると考えており、地元経済界の動きと連携した取り組みを改めて強化するといった動きにもなっている。今後は、同事業の早期再開、早期完成に向け、着実に前進するよう不退転の覚悟で取り組んでいく。

高校生からの提言の具体化

質問  観光客が旅行先で情報を入手する方法について、QRコードとスマートフォンを活用した観光振興の取り組みを具体化してはどうか。

答弁 効果的かつ現実的な提案だと考えている。現在、観光キャンペーンでQRコードを用いた取り組みを実施しており、現在検討中のピースツーリズム推進事業でARの活用を計画している。引き続きスマートフォンや様々なICT技術を活用し、観光客が訪問先で情報を入手できる仕組みをつくり、フリーWi-Fiの整備を進め、観光客の利便性や満足度の向上を図っていく。

若林新三
市民連合

路面電車の電停の統合検討を

質問  広島駅と紙屋町・八丁堀などの都心との交通アクセスの向上にむけて、路面電車での時間短縮を図るため近距離にある電停の統合も検討する必要があるがどうか。

答弁 交通事業者、県及び沿線自治体等で構成する広島都市圏LRTプロジェクト推進協議会の整備計画に、超低床車両の導入などとともに位置づけた一連の取り組みとして検討を進めることとしている。今後、統合を検討する電停周辺の地元関係者の理解や、併せて行う必要がある電停のバリアフリー化などの課題解決に向け、交通事業者と協議しながら実現可能性について具体的に検討していきたいと考えている。

SNS等に潜む危険性も周知すべき

質問  座間市でSNSを使って女性をおびき寄せ、殺害するという残忍な事件が起きた。SNS等に潜む危険性について啓発を強める必要があるがどうか。

答弁 これまで保護者や青少年等に対して出前講座の開催や、啓発チラシの配布、学校へのトラブル事例の情報提供等の取り組みをしており、今後も一層情報の周知・活用等の取り組みを行う。また、家庭・学校・地域が一体となることが重要であり、市PTA協議会等関係団体とさらに連携を深め、一層啓発活動に力を入れていきたいと考えている。

八軒幹夫
自由民主党立風会

国民保護に必要な資材

質問  爆破テロ等が発生した場合には、外傷性の大量出血を伴う負傷者が多数発生する。新たな救急資器材として、素早く止血処理ができる救命止血帯の導入を検討してはどうか。

答弁 議員ご提案の救命止血帯は、現有の止血帯に比べて処置に要する時間が短縮されるなどの特徴がある。一方で、強い圧迫による神経等の損傷に留意して使用する必要があることなどから、現在、国において導入に向けた検討が進められているところである。このため、今後の国の検討状況等を踏まえて適切に対応していきたいと考える。

被爆体験伝承者育成事業

質問  被爆者の方も高齢化が進んでいる。被爆者の方から直接お話を聞くことができなくなった時、正しい被爆の実相を伝えることができるのか。その時、この事業はどうなるのか。

答弁 現時点で詰めた案ではないが、この事業が被爆の実相を守り、広め、伝えるために始めた事業であることを念頭に置き、たとえば被爆者ご本人に確認していただいた伝承者のための原稿や証言ビデオなど、直接被爆者ご本人に関わる資料を伝承者が有効に活用することを前提とした事業への転換を図るなどが考えられる。現事業を発展的に改めていく事業手法を工夫したい。

児玉光禎
自民党・保守クラブ

学校での児童生徒同士のトラブル対応

質問  24年に佐伯区の中学で起きた生徒同士のトラブルでは、被害者、加害者間で長期に渡って裁判が行われ、賠償額も多額となった。先生の監督下にある教室での事件に、学校が傍観者というのは無責任。所見を問う。

答弁 校内で生徒同士のトラブルが起きた場合、関係生徒から聞き取りを行い、保護者とも連携を図るとともに、生徒の思いに寄り添い、解決に向けた指導・支援を行っていかなければならないと考えている。また場合によっては教育委員会内に専門チームを作るなどして、解決に向けた学校との連携に努めている。本件は結果的に裁判が長引くという事態になり、改めて初期対応の大切さを重く受け止めている。

食育の健全な運営を

質問  市の一部地区では、小中学校の学校給食に、熊本県のパン業者から冷凍パンを調達している。地産地消の観点から市で作られるパンを食べさせるべきである。いつまでに、どのように対応するつもりか。

答弁 今回の「冷凍パン」への切り替えは、地元のパン業者からの調達が困難になったことによるもので、現在、改めて冷凍パンでないパンについて、来年度から地元調達を行う方向で関係団体等と協議している。今年度内の、なるべく早い時期に結論を出したいと考えている。

沖宗正明
市政改革ネットワーク

日米地位協定とHIROSHIMA

質問  日米地位協定の下で本市の自治と市民の安心・安全は担保されているか。平和公園に米軍機が墜落した時、一帯を米軍が封鎖する可能性があるが、本市はどのような対応を行うのか。米兵が公務中に犯した犯罪については米側が裁判権を持つが、公務外での犯罪の後に基地内に逃げ込んだ場合の扱いはどうなるのか。米兵が起こした犯罪の被害の補償はどうなるのか。

答弁 同協定は国家間の取り決めで、基本的に国政のテーマである。市としては地域住民の立場に立ち、これまで県を通じ両国政府関係者に様々な安全上の要請等を行っている。今後とも市民の安心・安全を守るためできる限りの対応をしていきたい。平和公園に米軍機が墜落した時の対応は、外務・防衛の問題であり、一地方自治体の判断を超えるが、外務省によると、一般論として、ガイドラインに基づき、地方当局は外務省、防衛省等関係当局や米側と連携し、個別の事案に則して適切に対応していくことになる。公務外で罪を犯した米軍人等被疑者の身柄が米側にある場合、日本側で起訴するまで米側が拘禁するが、個別の事案につき必要と認める場合は拘禁施設への収容等を米側に要請することもあり、米側は個別具体的事情を考慮し、必要な措置を講じる。公務外の犯罪等は原則加害者が賠償責任を負い、示談が困難な場合は米国政府が慰謝料額を決定し、被害者が受諾した上で支払われる。

山路英男
自由民主党

安佐動物公園で平和の取り組みを

質問  第2次大戦中多くの動物が殺処分された悲惨な歴史がある。動物園は平和な世の中の象徴。平和記念都市「広島市の使命」として、安佐動物公園に「平和」をキーワードとした取り組みを行う必要があるのでは。

答弁 安佐動物公園では、これまで、国内はもとより、ホノルル市等の動物園との間で動物を平和の架け橋として交換し、都市間の交流を重ねてきた。また27年度から折り鶴再生紙を利用した動物折り紙教室を開催している。今後も、こうした取り組みに加えた新たな取り組みを検討し、平和を象徴する存在としての動物公園の役割を果たしていきたい。

効果・効率的な市政運営を

質問  民間委託等により業務の集約化・外部化を推進し、職員を政策の企画・立案業務に集中投資できるようにすべきと思うがどうか。また行政運営の改革・改善に係る総合的な企画・調整を担う部署を設置してはどうか。

答弁 市税収入が伸び悩み、経験年数の浅い職員が多くなっている中で、多様化するニーズに的確に対応していかなければならないという課題があり、効果・効率性の高い行政体制の構築に取り組んでいく必要があると考えている。こうした観点から、全庁的な視点で経営戦略を企画・立案していく組織のあり方についても、来年度に向けて検討していく。

碓氷芳雄
公明党

障害者スポーツへの支援を

質問  障害者が安心してスポーツ活動を続けることができるよう、市の障害者スポーツチームに対し、中・四国予選会参加のための補助など、しっかりとした支援を行うべきではないか。

答弁 就労が困難等の状況にある障害者が、出場を断念する等の事例があることは把握している。市スポーツ振興計画では、競技団体等と連携し、国際大会等で活躍できる選手の発掘・育成を推進する取り組みを行うこととしており、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けた障害者スポーツ振興の機運の高まりを見極めつつ、各種大会への参加支援について検討していく。

ノーベル平和賞授賞式

質問  世界が注目するノーベル平和賞授賞式に出席する市長の思いを伺いたい。

答弁 同授賞式は、「核兵器のない世界」の実現が平和な世界の実現に欠かせないものであることを広く世界中の人々に知ってもらう絶好の機会になると思っている。また、核抑止力が世界の平和の実現に有効であるという考え方の下に展開されている国際政治に一石を投じるものでもある。授賞式へ招待されたことは、大変光栄なことであり、広島・長崎両市に対する今後のさらなる取り組みへの期待の表れであると受け止めている。


〔用語解説〕

広島市総合計画
 幅広い市民生活にかかわる市の仕事を計画的・効率的に行うための基本的な方向を定めるもので、「基本構想」、「基本計画」および「実施計画」で構成されている。

PDCAサイクル
  Plan(計画)、 Do(実行)、 Check(評価)、 Act(改善)の4段階を繰り返し、業務を継続的に改善すること。

AR
 拡張現実。人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術。コンピュータを利用して、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する。最近ではスマートフォン用のサービスも登場している。

ICT
 情報・通信に関する技術の総称。

LRT
 Light Rail Transit の略で、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システムのこと。

ガイドライン
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