初春のお慶びを申し上げます

議長 永田 雅紀
副議長 山田 春男

 新年おめでとうございます。
 市民の皆様には、輝かしい希望に満ちた初春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から市政に対しご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年を振り返りますと、国連本部で核兵器禁止条約が採択され、署名式では50か国が署名し、このうち一部の国は既に批准を終えるなど、同条約の発効に向け着実な前進を見ております。条約の発効は、被爆者をはじめ平和を希求する多くの人々が待ち望むことであり、核兵器廃絶に向けた大きな一歩であると評価する一方で、核保有国や核の傘の下にある国々は、署名しないという残念な現実もあります。また、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返し、核実験を強行するなど、アジアのみならず世界中に平和を脅かす緊張状態が今なお続いております。このように核兵器廃絶に向けた道のりは依然として険しく、引き続き、ヒロシマの使命を果たしていくため、努力を重ねていかなければなりません。
 昨年の明るい話題として、広島東洋カープがリーグ2連覇を果たし、一昨年に引き続いて多くの感動を与えてくれました。今年こそ、悲願の日本一の栄冠を勝ち取ってくれるものと期待を寄せるところであります。また、広島駅自由通路の全面供用開始をもって、橋上駅舎、新幹線口ペデストリアンデッキ、新幹線口広場の全てが完成し、JR広島駅は中四国地方の中枢都市にふさわしい、魅力ある陸の玄関口へと変貌を遂げました。快適な歩行空間の提供によって、利便性や回遊性は格段に向上し、駅周辺地区のにぎわい施設と相まって、国内外から広島への誘客に大きな効果をもたらすものと確信しております。
 さて、我が国における急速に進む少子高齢化と、本格化する人口減少に対応するため、地域特性を生かした大胆かつ効果的な地方創生の取り組みを、各自治体が今後より一層推進していかなければなりません。こうした中、本市では、圏域経済の活性化と圏域内人口200万人超の維持を目指す「200万人広島都市圏構想」の実現に向け、鋭意取り組んでおり、圏域内の全住民が豊かな生活を享受できるよう、引き続き、本市が牽引役を果たしていくことが極めて重要であります。
 市議会は、これまでも市民の皆様にわかりやすく身近な議会を目指し、多くの改革に取り組んでまいりました。昨年は、将来の広島市を担う若い世代に政治や行政に関心を高めてもらうことなどを目的に、広島市立高等学校の生徒による市議会への提案発表会を開催いたしました。また、政務活動費の透明性をより一層確保するため、昨年から領収書をホームページで公開しております。こうした議会改革の流れを切らすことなく継続していきたいと考えております。今後とも、市民の皆様の負託とご期待に応えられるよう、議員一人一人がその責務を自覚し、より一層の自己研鑽に努めるとともに、広島市政の発展・振興のため、全力を傾けてまいる所存であります。
 どうか、本年も市議会に対し、更なるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、市民の皆様にとって今年一年が実り多い年でありますよう心からお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。