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広島駅南口広場の再整備等における魅力的な駅前空間の創出について

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1 はじめに

 本市では、広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を都心の東西の核と位置付け、都市機能の集積・強化を図ることにより、それぞれが活力とにぎわいのエンジンを持ち、相互に刺激し高め合う「楕円形の都心づくり」を進めています。
 このうち、広島駅周辺地区においては、広島駅南口Aブロック市街地再開発を契機にして、これまでに二葉の里土地区画整理や若草町地区、B・Cブロック市街地再開発といった市街地開発事業に加え、新幹線口広場の再整備やペデストリアンデッキ、広島駅自由通路等の基盤施設が順次完成しています。
 この度の路面電車の駅前大橋ルートの新設を含む南口広場の再整備等及び西日本旅客鉄道(株)が実施する駅ビル建替事業は、これまでの当地区における活力とにぎわいの舞台づくりの最後の仕上げとして、関係する全ての者が連携を密にし、一丸となって取り組むべき事業であると考えています。
 一方、紙屋町・八丁堀地区においては、昨年10月、都市再生緊急整備地域に指定され、民間事業者等による市街地開発事業の進展が期待されており、この広島駅南口広場の再整備等と駅ビルの建替事業は、都心の東西の核のアクセスを大きく向上させるとともに、本市の陸の玄関をより魅力的な空間とするための重要なプロジェクトとなっています。
 その中でも、南口広場の中央で、路面電車が駅前大橋から駅ビルの2階レベルに進入する駅前空間は、都心側から駅にアクセスする多くの人の目に触れる都市景観上重要な空間であり、また、広島を訪れ、駅から都心に向かう人に、広島のイメージを印象付ける大切な空間でもあります。
 こうしたことを踏まえ、路面電車が駅ビルへ進入する駅前空間について、シンボリックでおもてなしの雰囲気が感じられる空間となるよう、広島大学大学院の岡河貢准教授(広島市都市デザインアドバイザー会議座長)に総括的なデザインのアドバイスをいただきながら、本市、西日本旅客鉄道(株)及び広島電鉄(株)の関係三者で検討を進め、この度整備方針を取りまとめました。

楕円形の都心づくりと広島駅南口広場の再整備等の位置関係

 

2 魅力的な駅前空間の整備方針

整備方針1
 穏やかな“風”や降り注ぐ“太陽の光”、市民の“世界平和”への思い、“歴史・文化”など、たくさんの広島が感じられる「おもてなしの空間」を創出します

(1)広島の気候風土や世界平和への思いが感じられる空間の創出

 路面電車が駅ビルへ進入する2階レベルの交通広場について、屋根を高い位置に設け、自然採光や自然換気を取り入れるとともに眺望が楽しめる開放的な空間にすることで、空(光)や雲、風が感じられる明るく快適な空間を創出します。
 また、床や手すりなどの仕上げにおいても、波、海などをモチーフとしたデザインを取り入れ、空間全体を広島の穏やかな気候風土で包みます。
 これら空、雲、風、波、海は、平和を希求する思いを世界に届けたいとの願いを込めて「ひろしま平和の歌」の歌詞にも使われており、原爆ドームを貫く南北の軸線※を連想させるような「駅前大橋ルートと広島駅自由通路の軸線」上に位置する交通広場の空間デザインに、こうした広島の気候風土を取り入れることによって、市民の世界平和への思いも表現します。
 
 ※ 平和記念資料館本館、原爆死没者慰霊碑及び原爆ドームは、南北軸線上に配置されており、原爆ドームを貫く南北の軸線を見通す景観は、平和都市広島を象徴する景観として、次世代に引き継ぐべき大切な存在です。

路面電車が駅ビルへ進入する2階レベルの交通広場の空間断面イメージひろしま平和の歌の歌詞の一部を抜粋


整備方針1の整備イメージ(広島駅自由通路から南側をみた内観イメージ)交通広場の位置

※上記整備イメージは、今後の設計及び関係機関等との協議により変更する場合があります。

 

(2)広島の歴史・文化や四季が感じられる空間の創出

 2階レベルの交通広場において、広島ならではの行事や祭り、地元トップスポーツチームの活躍など、賑わいや華やかさ、厳粛さ、四季折々のまちの雰囲気が感じられる空間を演出できるよう照明設備やバナーアームなどを設けます。

 

 

備方針2
 広島を訪れる人、広島から旅立つ人の期待感や楽しみが膨らむ「シンボリックな空間」を創出します

(1)「反り」のある大屋根の設置

 駅ビルの前面にゲート性を演出する大屋根を設置し、「世界に誇れる『まち』広島」の陸の玄関にふさわしいシンボリックな空間を創出します。
 この大屋根には、世界から人々を迎えるために広げた両手や、広島から世界へ羽ばたく翼を表現した「反り」のデザインを取り入れます。
 


(2)「折り」のデザインの採用

 大屋根などの構造物には、世界恒久平和を願う人々の思いが込められた折鶴をイメージした「折り」のデザインや、平和を象徴する色でもある「白系」の色彩を取り入れ、新幹線口ペデストリアンデッキや広島駅自由通路と空間イメージの統一を図ります。



 

整備方針3
 来訪者と市民が「集い・にぎわい・交流する空間」を創出します

 国内外からの来訪者と市民が集い、にぎわい、交流する空間を創出するため、大屋根の下の交通広場を中心に広島駅周辺の各方面へ連絡するペデストリアンデッキを設置するとともに、このデッキの一部には市民主体のまちづくりの取組等にも活用できるイベントスペースを設けます。
 また、ベンチやフラワーポット等を設けることで、都心の中の憩いの空間を創出します。

整備方針2及び整備方針3の整備イメージ(駅前大橋方面から北側をみた外観イメージ)
 
※上記整備イメージは、今後の設計及び関係機関等との協議により変更する場合があります。

 

 

3 今後の予定

 今後、本市・西日本旅客鉄道(株)・広島電鉄(株)において、今回取りまとめた整備方針に基づき各々の施設の実施設計を行い、一体感のある魅力的な駅前空間を創出します。
 
本市と広島電鉄(株)が連携して整備を進める路面電車の駅前大橋ルートについては、西日本旅客鉄道(株)が新駅ビルの開業を予定する平成37年(2025年)春と同時期に開業することを目指して取り組みます。
 
また、駅前大橋ルート開業後に既設の電停や軌道の撤去など残る広場再整備を行い、できるだけ早期の完成を目指して取り組みます。


[ 当面のスケジュール ]
平成31年度(2019年度)

 ・ 環境影響評価(評価書作成)
 
・ 都市計画決定
 
・ 軌道事業特許申請
 
・ 実施設計等

平成32年度(2020年度)~

 ・ 実施設計等
 ・ 本工事

添付資料を見るためにはビューワソフトが必要な場合があります。詳しくはビューワ一覧をご覧ください。(別ウィンドウで開きます。)

このページに関するお問い合わせ先

道路交通局都市交通部交通対策担当
電話:082-504-2386 /  FAX:082-504-2426
メールアドレス:koutsubu@city.hiroshima.lg.jp