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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ平成29年9月15日号トップページ >特集/保育・介護職の魅力とやりがい

地域とのつながりを大切に
専門知識を習得。奥が深いやりがいのある介護の仕事

 窓の外にグリーンカーテンがのぞく広い室内に、利用者さんたちの明るい声が響きます。ある日の昼下がり、デイサービス石内慈光園(いしうちじこうえん)(佐伯区)では約50人の利用者さんがグループに分かれ、パターゴルフ、囲碁、かぼちゃのタルト作り、器具を使った体操などの活動を楽しんでいました。
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 同園の相談員・佐藤智之さん(33)は、器械を使って筋トレをする男性に「この前負荷10kgで筋トレした後どうでしたか?  きつくなかったですか?」と声を掛けながら、器械の調整をしていきます。利用者一人一人の健康状態などを把握し、適切な介護を行います。「介護は気配り、気遣いが大切です。その上で、デイサービス(通所介護)では利用者さんの家での生活も考えて、機能訓練などを行い、自立を支援し、できることを奪わないように気を付けています」。
 祖父母と同居し、介護職員だった母親の仕事ぶりを見て、自身も同じ道を志した佐藤さん。「介護は正しい知識と、根拠のあるケアが必要です。ご利用者が抱えている病気や症状はさまざまであり、認知症を抱えている方も多く利用されているので、介護だけでなく医療やリハビリなど専門的な知識を学ぶ必要があります。奥が深く、やりがいのある仕事です」と日々の充実感を語ります。

介護マイスター認定で仕事に励み

 佐藤さんは、昨年、ひろしま介護マイスター(下記に詳細)に認定されました。「介護マイスターに認定されるため、基礎から復習しました。介護職のリーダーとして他の職員の指導にあたり、改めて気付かされることも多くあります」。現在は相談員として、利用者や家族の介護サービスに関する相談に応じ、不安の解消や問題解決を行うため、調整や連携を行っています。
 「近くの集会場に体操指導に行くことなどもあります。これからも地域とのつながりを大切にしていきたいです。皆さんのお役に立てる、必要とされる存在、法人でありたい。地域のためにできることをしていきたいです」と、佐藤さんはさわやかな笑顔で話します。
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 また、今年、介護マイスターとして認定された空里美(そらさとみ)さん(40)は、3人のお子さんを持つお母さん。産休・育休を取りながら、介護の仕事に就いて20年になるそうです。「人と話すこと、関わることが好きなので、この仕事を選びました。20年前は忙しく、利用者さんの要望に応えることができなかったこともありましたが、今は人員配置など余裕があり職場環境がとても良いです。職員が声を掛け合い、仕事を分担。理解があるので働きやすいです」とにっこり。
 「ここに来て良かったと思ってもらえるように、『一緒に楽しく過ごしましょう』と声を掛け、利用者さんに向き合っています。子どもは4歳、7歳、10歳とまだ小さいですが、子育てと仕事が両立できるように、今、頑張っています」とほほ笑みます。

介護マイスター養成支援事業



 介護職員の資質の向上やキャリア形成を図るとともに、その社会的評価を高め、介護技術に優れた中核となる人材の養成・定着を促進するため、国の「介護プロフェッショナルキャリア段位制度*1」に基づき、レベル4の認定を受けた人と評価者(アセッサー)の資格を取得した人を「ひろしま介護マイスター」として認定します。認定された人には、ひろしま介護マイスター認定証と、ひろしま介護マイスターのロゴマークが刺しゅうされたワッペンを交付します。
 また、介護マイスター養成に取り組む介護事業者などを対象として、その養成実績に応じて奨励金を交付します。
 ひろしま介護マイスター養成事業所の一覧など詳細を市ホームページに掲載していますので、ご参照ください。
*1 「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」とは、介護分野で「わかる(知識)」と「できる(実践スキル)」の両面を評価し、職業能力評価に共通のものさしを導入する制度です。詳細は、介護プロフェッショナルキャリア段位制度のホームページをご参照ください
◆問い合わせ先:介護保険課(電話504-2173、ファクス504-2136)

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