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インターネット講座「セミ博士になろう!!」〈監修:広島市森林公園こんちゅう館〉

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※このコンテンツは、平成15年度(2003年度)「ひろしまインターネット学習講座」のコンテンツを再構成したものです。

広島市にすむセミについて親子(小学生)向け講座です。
イラストや写真などを使って、観察のポイントなどを分かりやすく学習します。
簡単なあみの作り方やちょっと本格的な標本づくりも紹介します。
 

  第1回 広島市内でよく見られるセミ
  第2回 セミの羽化
  第3回 セミの鳴く時期・鳴く時間
  第4回 セミの標本づくり
  第5回 まとめ

インターネット講座「セミ博士になろう」
第1回
みなさん、こんにちは。
この夏は、広島市内でよく見られるセミをしっかり観察して、セミ博士になろうね。
身近に見られる昆虫だけど、実は、おもしろいヒミツがいっぱいなんだよ。
この夏、何種類のセミに出会えるかな。
 
広島市内でよくみられるセミ
ニイニイゼミ ニイニイゼミ
大きさ 3~4cm
成虫の見られる
時期
6月下旬~9月上旬
鳴き声 チィーーーーーー(金属っぽい音)
メモ 雨が降っても鳴く元気なヤツです。平地から山までいろんなところで見られます。
 
アブラゼミ アブラゼミ
大きさ 5~6cm
成虫の見られる
時期
7月下旬~9月上旬
鳴き声 ジーーージリジリジリ…
メモ まさか知らない人はいないよね。街に多い。鳴き声が揚げ物をするときの音に似ているから(色も油っぽいから)「アブラゼミ」なんだって。
 
ヒグラシ ヒグラシ
大きさ 4~5cm
成虫の見られる
時期
6月下旬~9月上旬
鳴き声 カナカナカナ…
メモ 日が暮れはじめる頃に鳴くから「ヒグラシ」。山の木の高い所で鳴くから、なかなかその姿を見つけるのはむつかしいのだ。
 
クマゼミ クマゼミ
大きさ 6~7cm
成虫の見られる
時期
6月下旬~9月上旬
鳴き声 ワシャワシャワシャ…シャアシャア…
メモ 日本最大のセミのひとつ。群れて鳴くのが好きらしい…(1匹でもやかましいのに…)。
 
ツクツクボウシ ツクツクボウシ
大きさ 4~5cm
成虫の見られる
時期
7月下旬~10月上旬
鳴き声 ツクツクホーシ、ツクツクホーシ、ツクシーヨ、ツクシーヨ、ツクツクツクツク…
メモ 夏の終わりをしめくくるセミ??夏休みの終わりには「シュクダイセエーヨー、ケケケケ…」と鳴いてるように聞こえるんだよね。
 
ミンミンゼミ ミンミンゼミ
大きさ 5.5~6.5cm
成虫の見られる
時期
7月下旬~9月下旬
鳴き声 ミーンミンミンミーーー
メモ 広島にはそう多くないと思います。街より山のほうが多いかなぁ。体の色はエメラルドグリーン~黒といろいろ。
 
考えてみよう
◆鳴くのはオス?メス?それとも両方?
◆何で鳴くのかな?
◆種類によってどんな違いがあるのかな?
 
 
セミ採り網をつくろう
つくりかた
罫線
つくりかた01 1 ハンガーや針金を曲げて直径10~12cmくらいの虫めがねのような形をつくる。
→枠になる。
罫線
つくりかた02 2 ビニール袋に穴をあけて…
棒の部分を通す。
罫線
つくりかた03 3 枠をきっちりはめこんだら、ビニール袋と枠をしっかりセロテープで固定する。
罫線
つくりかた04 4 ビニール袋の端の部分は直角に折り曲げて「セミ返し」にする。
罫線
つくりかた05 5 竿(さお)につけてできあがり
 
 

 
テキスト
インターネット講座「セミ博士になろう」
第2回
私の住んでいる呉市では、7月15日頃にはアブラゼミがたくさん鳴き、
山のほうに上がっていくと、ヒグラシの鳴き声が響きわたっていました。
さぁ、本格的なセミシーズンのはじまりですよ~!
 
セミの羽化
羽化 土の中で木の根から汁を吸って、何年もかけて成虫になるセミたち。この時期に、木の根元あたりの土に、ぽこっと1.5cmくらいの穴が開いてるの、見たことないかな?幼虫が出てきた穴なんだよ。
幼虫が最後の脱皮をして成虫になることを「羽化」といいます(セミにはサナギの時期がありません)。
アブラゼミの羽化は夜8時頃からが観察しやすいようです。
(ここ2年の百野博士の調査による)
 
セミの羽化を観察しよう
というわけで、
羽化を観察しに行こう!


羽化したての成虫は白いのよ。ほんと神秘的。一生懸命「脱ぐ」姿は感動モノです。生で見なくちゃ♪
羽化
準備するもの
懐中電灯、虫よけスプレーなど
 
注意しなければならないこと
1.観察地のまわりには民家がたくさんあります。騒いだり、懐中電灯をむやみやたらに照らしたりしないでね。マナーよく、ね。
2.蚊が多いかもしれません。長そで長ズボンに虫よけスプレーなど、虫よけ対策をしっかりしてきてください。
 
 
羽化といえば
羽化 羽化といえば。ぬけがら!しかも、いつでも誰でも簡単に観察できるというスグレモノ?!
今回は、街中でみつけやすい4種類のセミのぬけがらを紹介します。

※写真をクリックすると拡大写真が表示されるよ!
アブラゼミのぬけがら アブラゼミ
大きさ 4cmくらい
特徴 赤茶色でわりとテカテカしている。腹の節にこげ茶の線がくっきり出る。
 
クマゼミのぬけがら クマゼミ
大きさ 4.2cmくらい(アブラゼミより少し大きい)
特徴 赤茶色。ぶっとい感じ。腹にこげ茶色とおうど色の筋が交互に帯のように出る。
 
ニイニイゼミのぬけがら ニイニイゼミ
大きさ 2.5cmくらい
特徴 丸くて泥がついている。こんなのは他にはいないので、まずまちがえることはない…かな。
 
ツクツクボウシのぬけがら ツクツクボウシ
大きさ 3cmくらい
特徴 うす茶色で殻が薄い感じ。細い。腰?が、くびれたような形。
 
その他のぬけがら
ミンミンゼミのぬけがらは、アブラゼミによく似た感じ。アブラゼミより少し小さめ(3.6cmくらい)で、腹の節の線があまりはっきりしない。
ヒグラシのぬけがらは、ツクツクボウシによく似ています。並べて比べると、ツクツクボウシより少し太めで、ツヤがあります(ツクツクボウシのはツヤがない)。

 
これは怪しい!と思ったら、実物を見せてね。
 
 
まめ知識
ぬけがらの中に見える白い糸みたいなもの、何だか知ってる?昆虫は脱皮をするとき、内臓の皮も一緒に脱ぐんです。あの糸みたいなのは、内臓の皮なのだ。
 
 
チェックポイント
こんなことに注意してぬけがらを探そう。観察しよう。
「いつ、どこで」観察したか、採集したかを必ず記録しておいてね。

◎どんな場所、何の木についていたかな?
◎地上何cmあたりについていたかな?
◎どんな角度でついていたかな?
◎もっとがんばれる人は、幼虫の出てきた穴の地図をつくってみよう。

 
 
おまけ
前回のテキストでは、よく見られる6種類のセミの鳴き声を、私が聞いた感じのカタカナで紹介しましたが、みなさんの耳にはどんな風に聞こえてるのかな?
鳴いているセミの姿を見つけたら、その声をじっくり聞いて、どんな風に聞こえたか、ぜひ教えてください。また、姿は見えないけどこんな声聞いたんだけど…などのご意見もお待ちしてます!(…声だけだと鳥や他の虫の場合もあるので、よーく注意して聞いて、できるだけ詳しい情報を提供してね。)もちろん、「いつ、どこで」を記録しておくのを忘れないでね。
 

テキスト
インターネット講座「セミ博士になろう」
第3回
質問コーナーや交流広場でも、いくつかお話が出ましたね。
今回は、「鳴く」ことについて、とことん語りますよぉー。
それにしても、涼しい夏のせいなのか、今年のセミは出てくる時期が遅いような…。
 
セミの鳴く時期・鳴く時間
 
鳴くしくみ
 
鳴くしくみ
腹弁 まずは、鳴くしくみをくわしく知ってね。何度もいいますが、鳴くのはオス。
オスは鳴くために「腹弁(ふくべん)」が発達していて、ここで音の大きさや音色を変えたりします。また、腹の中は空間が多くて、音がよく響くようなつくりになっているんだよ(ちなみに、メスの腹の中には卵がぎっしりつまっているのだ)。
鳴くからにはもちろん耳(こまく)もあるのだ。
 
腹弁は種類によって形も色もいろいろ。
それぞれの鳴き声がつくりやすい形になってるのかな。
ニイニイゼミの腹弁
<ニイニイゼミ>
黒くて白い粉をふいている
アブラゼミの腹弁
<アブラゼミ>
うすい茶色
クマゼミの腹弁
<クマゼミ>
オレンジ色
ヒグラシの腹弁
<ヒグラシ>
うすい緑色
ミンミンゼミの腹弁
<ミンミンゼミ>
緑色~黒
ツクツクボウシの腹弁
<ツクツクボウシ>
黒っぽい

 
鳴く時期・鳴く時間
 
それぞれのセミの出現期(成虫の見られる時期)については第1回のテキストで紹介しましたね。その時期に鳴き声が聞こえるわけです。
 
※メモ
羽化したてのセミ(オス)はあまり鳴かないようです。羽化した次の日のアブラゼミのオスを捕まえても、「ジュッ!」くらいしか鳴きません。絶好調に鳴きまくってるやつを捕まえたときは、「ギーギャーギョー…?」みたいにやかましく鳴くのにね。脱皮してぶよぶよの体から調子が整うまで、少し時間がかかるのかな。
 
みなさんは何種類のセミの鳴き声・種類を見分けられるようになってるかな?
さて、それぞれのセミがよく鳴く時間を紹介しておきましょう。一緒に好きな(よくとまる)木なども。

最後にあるセミの名前をダウンロードすると、鳴き声が聞けるよ♪(MPEG形式)
 
~よく鳴く時間~
 
よく鳴く時間
 

 

 

 ◆ニイニイゼミ ホーン  
 好きな木 サクラ・ケヤキ・マツ・スギなど
 コメント 私的には針葉樹が好みなんじゃないかなー、と思う。山に行くほど多い。

 

 
 ◆アブラゼミホーン  
 好きな木 サクラ・ケヤキ・プラタナスなど
 コメント 広島には多いからねぇ。街路樹でも家の壁でもどこでも鳴くのさー、って感じに見える。
 

 ◆クマゼミ

ホーン 
 好きな木 ケヤキ・サクラ・センダンなど
 コメント もともと南方系のセミです。どんどん北に分布を広げているみたい。海岸沿い(平地)に多い。
 

 ◆ヒグラシ

ホーン
 好きな木 スギなど
 コメント 山や林のかなたから響いて聞こえる感じだよね。声はすれども姿は見えず…、じゃない?
 

 ◆ミンミンゼミ

ホーン
 好きな木 サクラなど
 コメント 関東の方には多いんだよね。広島では山のほうが多いかなぁ。
 

 ◆ツクツクボウシ

ホーン
 好きな木 モミ・アカメガシワなど
 コメント これらの木が好きと本に書いてありました。私の家の周りではいろんな街路樹で見かけます。
 

 

 
調べてみたいこと
 
●天気によって鳴く時間が変わる?
●日がたつにつれて鳴く時間が変わる?(8月始めと終わりで違う?)
●メスが近よったときとオスが近よったときと鳴き方が違う?
●1匹が鳴き始めると他のも鳴く?
●どれかが捕まって騒いで鳴くと他のは鳴きやむ?もっと鳴く?

 
 
おまけ
 
ぬけがら1
腹の内側の
先っぽを
チェック!!
ぬけがら2 第2回のテキストを見て、ぬけがら探しに出かけてくれたかな?
実はぬけがらもオス・メスが見分けられるんだよ。よーく見てみよう。
 
 

テキスト
インターネット講座「セミ博士になろう」
第4回
さぁ、今回はいよいよ標本づくりにチャレンジだぁ!
 
セミの標本づくり
 
標本にするために
 
捕ったセミを上手に標本にするには…。
捕ってすぐチャック付ビニール袋に入れて、一晩くらい冷凍=凍らせておくのが一番!
(作る日に解凍してね。)
そして、一番大事なのは「必ず採集した日と場所を記録しておくこと」
 
準備するもの
 
●展翅(てんし)台(はねをのばしてとめるための台)
  1.タテ15cm×ヨコ10cm×厚さ2cmくらいの発泡スチロール板 1枚
  2.タテ10cm×ヨコ6cm×厚さ1.5cmくらいの発泡スチロール板 2枚
  3.両面テープ
 
●標本針 1本
  ステンレス製の専用のものを用意してね。そうでないとさびちゃうよ。専門店で買ってね。どこで買ったらいいかわからない人は昆虫館(082-899-8964)まで。
 
●とめ針
  ごく普通のマチ針 25本くらい ※針が長いほうが使いやすいよ。
 
●展翅(てんし)テープ
  専用のものがありますが、パラフィン紙やトレーシングペーパーでOK!文房具やさんで買えます。
  1.1cm×10cm 2枚
  2.4cm×8cm 2枚
  以上です。

※こぼれ話
むかしむかし、標本セットには注射器と薬品が入って売っておったそうな。
虫を標本にするときは、必ず「ちゅーっ」と注射をしたもんじゃった。
しかーし!これは全く必要なし!
注射は、ほんのちょっと科学者気分を味わうためのアイテムだったんだねぇ。
昆虫標本はある意味ミイラと同じ。カラカラに乾燥させればできあがり(のようなもの)なのであ~る。
 
 
つくりかた
 
1展翅台づくり   1.展翅台づくり

大きいほうの板の両端に小さい板を両面テープで貼る。小さい板の間はセミの体より少し広い幅に。小さい板の表面がざらざらなら、表面いっぱいにつるつるした厚紙などを貼る。

 
2セミのからだチェック   2.セミのからだチェック!

はねやあしを動かしてみる。冷凍保存していたものは自然解凍してから。はねやあしが動かないときは「8.」へ。

 
3-1背中(胸)のまん中に針をさす   3.背中(胸)のまん中に針をさす。

どの方向から見てもまっすぐにね。指で持ちやすい長さを残して差し込んで!

3-2背中(胸)のまん中に針をさす
3-3背中(胸)のまん中に針をさす
 
4-1展翅台のまん中にさす   4.展翅台のまん中にさす。

ななめにならないように。はねのつけ根の高さが展翅台の高さにぴったり合うところまで差し込む。

4-2展翅台のまん中にさす
 
5-1はねを上げる   5.はねを上げる。

お尻(腹)の左右をとめ針で固定したら、片方ずつ。細い展翅テープを台の一番内側にセット。はねを左右対称になるように上げていき、テープにとめ針をさしておさえる。左右の前ばねの下のラインが直線になるような形に整えるとかっこよい!

 

まめ知識   まめ知識

セミのはねは、前ばねと後ろばねが連動するしくみなのだ!台にとめる前に確かめてみてね。

 
6はね全体を展翅テープでおおう   6.はね全体を展翅テープでおおう。

はねの位置が決まったら、展翅テープではね全体をおおう。とめ針はできるだけはねの近くに、展翅テープはピンと張って!固定してね(じゃないとずれてだいなし…)。

 
7-1前あし、後ろあしの位置を決める   7.前あし、後ろあしの位置を決める。

前あしと後ろあしが左右対称になるよう、かっこよくキメて!(中あしはかくれて難しいので適当に。)

 

 

7-2前あし、後ろあしの位置を決める
 

  8.しっかり乾かす。次の方法のどれかを選んでね。

1. 乾燥剤と防虫剤を入れた箱に入れて涼しい所で。1ヶ月くらい。
2. 窓をしめきった炎天下の車の中で(直射日光はさけてね。黒いビニール袋などに入れて)。半日くらいかな。
3. …冷蔵庫で…。2週間くらい。…家族協議のうえでお願いします。
4. 「2.」であしなどが動かなかったセミは、はねを開いたりできないと判断して、そのまましっかり乾燥させるのみ。
 
9ラベルをつける   9.ラベルをつける。

1ヶ月くらいしっかり乾かしたら、とめ針、展翅テープをゆっくりていねいに取り、展翅台からはずす。ラベルをつける。

※ラベルの例

ラベルの例

この3つが書いてあれば、世界中どこでも通じる立派な標本になるわけさ。標本は「姿を楽しむ」だけではなく、「この生きものが生きていた証(あかし)」なんだよ。ラベルは標本の命!!なのだ。

 
10-1いつまでもきれいな標本を残すために   10.いつまでもきれいな標本を残すために

専用の標本箱(ドイツ型、いんろう型などがある)に防虫剤、乾燥剤を入れて涼しい所で保管すれば、半永久的に残すことができます。高価なものなので、買うのをためらう人は、できるだけ密封度の高い(しっかりふたのできる)ケースに防虫剤、乾燥剤を入れて保存してください。

〔写真上がドイツ型、写真下がいんろう型〕

10-2いつまでもきれいな標本を残すために
 
このテキストだけではよくわからなかった人。もっとくわしく知りたい人。
こんちゅう館にて、ご相談に応じます。
 

テキスト
インターネット講座「セミ博士になろう」
第5回
いよいよ今回で最後となりました。
この夏休み、楽しくセミとつきあってもらえたかな。
身近なセミのこと、少しはわかってもらえたかな。
調べたこと、気づいたこと、復習してみてね。
 
まとめ
 
セミってなぁに?
 
セミの特徴
セミはもちろん「昆虫のなかま」、そして、昆虫のなかまの中の「カメムシのなかま」です。
世界には約3,000種類のセミがいます。そのほとんどが熱帯~亜熱帯(日本でいうと沖縄あたりから南)にすんでいます。日本には32種類いるんだよ。
 
セミランキング
 
世界最大のセミはマレーシアにすむ「テイオウゼミ」。はねを開くとなんと20cm!世界最小のセミはイギリスにすむ「ヤマチッチゼミ」。体長1cm以下!ちなみにイギリスにはこのセミしかいないんだって。
日本最大は沖縄の「ヤエヤマクマゼミ」で、大きなもので体長5.5cm。「クマゼミ」は1mmくらいの差で第2位。日本最小は「イワサキクサゼミ」。体長1~1.5cmです。
世界一長生きのセミは、(たぶん)アメリカにすんでいる「ジュウシチネンゼミ」。その名のとおり、17年ごとに発生するんだって(間の16年は全然いない!)。このセミ、食べると、とてもおいしいらしい。実は世界各地でいろんなセミが食べられたり薬になったりしてるのだ。
テイオウゼミ
左からテイオウゼミ・クマゼミ・イワサキクサゼミ

 
 
広島県のセミ
 
広島県では14種類のセミを見ることができます。
今回の講座でみなさんに紹介した6種類のセミのほかに、広島市には「ハルゼミ」、「チッチゼミ」がすんでいます。ハルゼミはゴールデンウィーク頃に普通に見られるセミ。チッチゼミは秋のセミ。マツの小枝の先なんかで鳴きますが、なかなかみつからないんだな、これが。
「ヒメハルゼミ」は宮島など、ごく一部の地域にだけで見られるセミです。
県北地方では、「エゾハルゼミ」、「コエゾゼミ」、「アカエゾゼミ」、「エゾゼミ」、「キュウシュウエゾゼミ」と、広島市内とはまたちがったセミががんばっています。これは標高や育っている植物のちがいによるものだね。
姿や鳴き声など、図鑑やCDで、ぜひくわしく見て、聞いてくださいね!

 
 
セミの一生
 
セミの産卵 1.
メスは木の枝の先の枯れたところに卵をうむ。1匹のメスが150~600個の卵をうむんだよ!

 
セミのふ化 2.
ニイニイゼミ、ヒグラシはその年の秋、アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシは次の年の梅雨ごろにうまれる。

 
セミの幼虫の成長 3.
土の中で植物の根の汁を吸いながら大きくなる。
ツクツクボウシは3年くらい、アブラゼミは5年くらい、その他長いもので15年くらいかけて5令幼虫になる。

 
セミの鳴き方と交尾の方法 4.
たくさん鳴いて交尾して…。
成虫の寿命は1週間~1ヶ月くらい。
でも一生は卵からはじまるから、セミってほんとは長生き!なんだね。

 
 
たしかめよう!くらべよう!
 
広島市のセミ
この夏、6種類のうち、いくつみつけることができたかな?
第1回のテキストではイラストだったけど、今回はゴージャスに写真をのせてみました!
アブラゼミ
アブラゼミ
ヒグラシ
ヒグラシ
クマゼミ
クマゼミ
ミンミンゼミ
ミンミンゼミ
ニイニイゼミ
ニイニイゼミ
ツクツクボウシ
ツクツクボウシ

 
 
ぬけがらくらべ
よく似ているぬけがらをくらべて、ちがいを見てみました。
アブラゼミ VS クマゼミ
◆腹の筋のもようがちがう。
◆クマゼミは額(ひたい)が三角に出っ張っている。
◆クマゼミは中あしと後ろあしの間に大きな突起(いぼ)がある。
アブラゼミとクマゼミの幼虫比較
アブラゼミとクマゼミの成虫比較
ツクツクボウシ VS ヒグラシ
◆ヒグラシはピカピカ、ツクツクはくすんだ感じ
◆ツクツクは胸からはねにもようがある。
◆ヒグラシのほうが太い。
ヒグラシとツクツクボウシの幼虫比較
ヒグラシとツクツクボウシの成虫比較

 
 
まとめ
 
今までにテキストに出した質問の答えです。考えてみてくれたかな?調べてみてくれたかな?
 
◆鳴くのは…?
  オスです。
 
◆何で鳴くのかな?
  メスをよぶため、なわばりをはるため。
 
◆種類によってどんなちがいがあるのかな?
  鳴き声がちがうのはもちろん、鳴く時間もちがってましたね。
 
◆ぬけがらはどんな場所に…、地上何cmあたりに…、
  どんな角度でついていたかな?
  アブラゼミはいろんな木の低い所から高い所まで、葉っぱにも幹にもいろんな場所に斜めについていることが多い。
ニイニイゼミは太い針葉樹の1~1.5mくらいに多く、頭を上にしてまっすぐ止まっている。 などなど、種類ごとにちがいがあった、はず!
 
◆天気によって鳴く時間が変わる?
  ニイニイゼミの声は、天気に関係なく、いつも聞こえた。
朝雨→昼晴れの日、クマゼミは朝鳴かず、昼に鳴いた。などなど、ちがいがあった、はず。
 
◆7日がたつにつれて…。
  7月には夕方だけ鳴いていたアブラゼミが、8月中旬頃からほとんど1日中鳴くようになった。
ヒグラシは昼も鳴いていたけど、やっぱり夕方に一番よく鳴くようだ。などなど。
 
◆メスが近よったときとオスが近よったときと鳴き方がちがう?
  メスにはいつものように一生懸命、オスには「ギャギャッ」とか、きつく鳴いていた、はず。
 
◆1匹が鳴き始めると他のも鳴く?
  だいたいそうだった、はず。
 
◆どれかが捕まって騒いで鳴くと、他のは?
  鳴きやむことが多かった、飛んで逃げた、はず。
 
どうですか?思った通り、調べた通りの答えでしたか?

 
 
さいごに
 
またね 夏休みの間、この講座に参加してくださって本当にありがとうございました。
まだまだ話したりないことだらけですが、「広島市にすむセミ-入門編-」として、わかりやすく楽しく知ってもらえたらな~。と思いながら取り組んできました。
広島市教育委員会のみなさんやこんちゅう館の職員にもいっぱい手伝ってもらって、なんとか形にすることができました。私自身たくさん勉強できて、とても楽しい日々でした。
今度は第2弾としてもっと深く!なんて考えたりして。世界中をぐるっと見渡すと、とってもカラフルなセミがいたり、鳴かないセミがいたり、毒を持つセミがいたり…。まだまだセミの世界は奥が深いのだ!
この講座をきっかけに、みなさんがもっともっとセミについて、昆虫について、そして生きものや自然について興味を持ってくれるとよいなぁ…。
楽しい夏休みのお手伝いができたことを祈って。
もっと調べてもっと知って、りっぱな「セミ博士」になってね♪
 
 

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