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感染症トピックス/レジオネラ症

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感染症情報センターTOP感染症トピックス

 

2017年1月12日更新

レジオネラ症とは(届出基準と届出様式

 レジオネラ属菌(注)を原因とする感染症で、肺炎を引き起こしたりします。レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい水のしぶき)を吸入することによって感染しますが、特に高齢者や新生児、免疫力の低下した人などがかかりやすい傾向にあり、注意が必要です。

 なお、レジオネラ症は、感染症法上の四類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄りの保健センターへ届け出ることが義務付けられています。

(注) レジオネラ属菌とは

 1976年アメリカで在郷軍人会総会の参加者の間で原因不明の肺炎が集団発生しました。その後病原体が新種の細菌であることが判明し、在郷軍人会の「レジオン(Legion)」をとってレジオネラ属菌と命名されました。

 レジオネラ属菌は、土壌や淡水など広く環境中に存在していますが、冷却塔、循環式浴槽、加湿器など、温かくて栄養分があり水が循環している設備の中では、環境中に比べて繁殖しやすくなります。これは、このような人工的な設備の中では、生物膜(ぬめり)が発生しやすく、レジオネラ属菌は、生物膜に生息するアメーバに寄生して増殖するためです。

 

感染経路

 レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルを吸入することによって感染します。感染力は比較的弱く、健康な人の感染はまれですが、高齢者や新生児、免疫力の低下した人などは感染する危険性が高くなる傾向にあります。

 なお、人から人への感染はありませんが、共通の感染源から複数の人が感染し、集団感染を引き起こす場合があります。

 

症状 

 症状は、肺炎型とポンティアック熱型の2つに分けられます。

 肺炎型は、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛、意識障害などを伴う肺炎で、重症化して死亡する場合もあります。

 ポンティアック熱型は、突然の発熱、悪寒、筋肉痛など、インフルエンザのような症状を示しますが、一般的には比較的軽症で、数日で軽快します。

 

治療方法

 レジオネラ症は症状のみから診断することは困難ですので、レジオネラ症のような症状がある場合は、すぐに医療機関で検査、診察を受けることをお勧めします。早期であれば抗生物質の投与が有効です。

 

予防方法

 感染源となる設備の衛生管理に十分注意することが重要です。

 感染源となる可能性のある設備は、

 1. 水が循環・滞留している

 2. 水の温度が菌の増殖に適している(20~50℃)

 3. エアロゾルを発生しやすい

 などの特徴を持った設備で、循環式給湯設備、冷却塔、循環式浴槽、加湿器、水景施設(噴水など)等が考えられます。

 これらの設備はそれぞれの設備に応じて、なるべく短期間での水の交換、水槽や配管、フィルターなどの定期的な清掃、レジオネラ属菌が繁殖できない温度の維持(60℃以上)、定期的な消毒処理など、適切な衛生管理を行って、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐことが大切です。

 

参考資料

 ◆ レジオネラ症とは(国立感染症研究所)
 ◆ IDWR 2014年第25号<注目すべき感染症>最近のレジオネラ症の発生動向(国立感染症研究所)
 ◆ IDWR 2013年第9号<速報>レジオネラ症 2007~2011年(国立感染症研究所)
 ◆ IASR特集 ~レジオネラ症2003.1~2008.9(国立感染症研究所)
 ◆ IASR特集 ~レジオネラ症2008.1~2012.12(国立感染症研究所)
 ◆ レジオネラ対策のページ(厚生労働省)
 ◆ よく知ろう「レジオネラ症」とその防止対策(厚生労働省)
 ◆ レジオネラ症(広島県)
 ◆ レジオネラ症(広島県感染症・疾病管理センター)
 ◆ レジオネラに関するQ&A(東京都健康安全研究センター)

 

 

広島市におけるレジオネラ症の発生状況(2017年1月12日更新)
最近の動向/レジオネラ症

 レジオネラ症の広島市における報告数は、2014年は23件となり、これまでの年間報告数の最高値(2008年の12件)を大きく超えました。また、全国的にも、年間報告数は増加傾向で推移しています(図1参照)。
  2005年以降の増加については、患者の尿中に排泄されるレジオネラ菌の抗原を検出する市販キットが急速に普及し、今まで診断が難しかった肺炎の原因がレジオネラ菌による肺炎と診断されるようになったことが影響している可能性があります。

 2007年~2016年の広島市におけるレジオネラ症患者の性別報告数比を図2に示しました。男性97件、女性15件で男性が87%と大半を占めています。

 2007年~2016年の広島市におけるレジオネラ症の男女別・年齢階層別報告数を図3に示しました。男性は60歳代、女性は70歳代が最も多く、ほとんどが中高年層となっています。全国でも同様に中高年の報告数が多くなっています。

 また、広島市で2007年~2016年に報告された112件について月別報告数をみると、年間を通して報告されていますが、5~7月の報告数がやや多くなっていました(図4参照)。

【図1】 広島市および全国の年間報告数の推移

【図1】全国及び広島市のレジオネラ症年間報告数の推移のグラフ

  【図2】 性別報告数比

【図2】広島市のレジオネラ症性別報告数比のグラフ

 

【図3】 性別・年齢階層別報告数

【図3】広島市のレジオネラ症性別・年齢階層別報告数のグラフ

 【図4】 広島市の月別報告数

【図4】広島市のレジオネラ症月別報告数のグラフ

 

このページに関するお問い合わせ先

健康福祉局 衛生研究所 生活科学部
電話:082-277-6575 /  FAX:082-277-0410
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