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原爆投下前の広島はどのような街だったのですか?(FAQID-5801)d

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広島のなりたち 

広島は、太田川下流のデルタを中心に開け、南は瀬戸内海に面した気候温暖な地です。デルタを流れる6本の川が橋の多い街を形づくり、「水の都」として独特の景観を生み出しています。デルタの背後には、幾重にも重なる山並みが続き、その間を縫うように街が広がっています。今から約400年前の1589(天正17)年、当時「五ヶ村」などと呼ばれていたこの地に、毛利輝元が築城を始め、城下町の建設に着手し、「広島」と命名しました。
毛利に続く、福島、浅野時代も城下の整備に力が注がれ、新田開発も積極的に行われました。これに伴い商業なども活発になり、交通・経済流通の要衝として発展を続けました。
1853(嘉永6)年のペリー来航により、諸外国への門戸を閉ざしていた幕府は、開国政策へと向かいました。その後の内乱と急激な社会変化は国内に混乱を招き、民衆の生活は困窮しました。こうした動乱の中、1868(慶応4)年、江戸時代は終わり、新たな時代が到来しました。

近代広島の発展

明治維新による変革で、城下町広島は近代都市への第一歩を踏み出しました。洋風の生活様式や文化が採り入れられるとともに、相次いで橋が架けられ、道路も整備され、市内を貫く国道沿いでは人々の往来や商業活動が活発化しました。
1889(明治22)年には市制が施行され、全国で最初の市の一つとして、「広島市」が誕生しました。
1894年(明治27)年に開戦した日清戦争は、経済的発展を促し、活況をもたらしました。同時に、広島は大陸への兵員・物資の輸送基地として、にわかに脚光を浴びました。以後、軍の諸施設が設置され、日本各地の主要都市と同様に軍都としての性格を強めていきました。
戦争の勃発は、近代化に拍車をかけました。上下水道の整備やガス・電灯が普及し、1912(大正元)年には市内電車が開通しました。レンガ造や鉄筋コンクリート造の建物が次々に建てられて都市景観を一変させ、1923(大正12)年には、都市計画法が適用されて、近代的な都市へと変貌していきました。

日中戦争から太平洋戦争へ

昭和期に入ると、大正時代の好景気の反動と世界大恐慌の影響によって、国内は深刻な不況に陥りました。軍部は、国内の不況を打開するため、生活に苦しむ人々の関心を大陸へと向けました。 1931(昭和6)年の満州事変を契機に、中国との間で15年にわたる戦争が始まり、1937(昭和12)年には全面戦争に拡大しました。広島を拠点とする第五師団は、先発隊として大陸での戦闘に加わり、その後も最前線で戦闘に参加しました。広島では、さらに軍事施設の新設や拡充が行われ、造船や金属工業など軍需産業が活発になりました。 1941(昭和16)年12月、日本はハワイ真珠湾の奇襲攻撃とマレー半島上陸により、太平洋戦争に突入しました。初期には戦況を有利に展開しましたが、1942(昭和17)年6月のミッドウェー海戦、8月のガダルカナル島の戦いに敗れてからは、次第に敗戦の色が濃くなっていきました。戦局が悪化する中、1945(昭和20)年4月には、本土決戦に備えて設けられた第二総軍司令部が広島に置かれ、軍事基地としての重要性が増しました。

戦時下の市民生活

1937(昭和12)年に日中戦争が始まると、政府は国民に戦争協力を促すための国民精神総動員運動を展開し、勤労奉仕や兵士の慰問などに動員を図りました。1938(昭和13)年に国家総動員法が成立すると、資金や物資に対する統制が強化され、すべてが軍需優先となりました。
開戦当初は、相次ぐ勝利に多くの国民は沸き立ちましたが、徐々に生活必需品が不足するようになり、米や燃料、日用品は配給制・切符制となりました。政府の政策を国民全体に貫徹させるために町内会・隣組が組織され、配給や防空演習、勤労作業などは隣組を通じて行われました。戦争の長期化は、国民をさらに圧迫し、「ぜいたくは敵だ」「欲しがりません勝つまでは」などと、耐乏生活が強いられました。戦局が悪化すると、空襲による被害から軍事施設などを守るため、民家を取り壊して防火帯をつくる建物疎開が進められました。これと並行して人員の疎開も進められ、広島でも1945(昭和20)年4月から学童疎開が行われました。市民生活が窮乏するなかで、国内の各都市への空襲も激しさを増し、次第に重苦しい敗色に包まれていきましたが、広島はほとんど空襲を受けず無傷のまま残っていました。
 

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