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令和4年度広島市食育推進会議 会議結果

ページ番号:0000330391 更新日:2023年4月19日更新 印刷ページ表示

1 開催日時

令和5年3月23日(木曜日) 午後6時00分から午後7時40分まで

2 開催場所

広島市役所 本庁舎 14階第7会議室

3 出席者

(1) 会長、副会長及び委員(50音順)

松井会長、渡部副会長、阿須賀委員、石田委員、浦辺委員、榎野委員、川崎委員、北原委員、清川委員、高蔵委員、波田委員、畑田委員、福田委員、松本委員、元廣委員、渡邊委員
(欠席:内海委員、高田委員、小畠委員、山城委員)

(2) 広島市(食育推進関係課)

健康福祉局保健医療担当局長、保健部長、医務監(事)健康推進課保健指導担当課長、健康推進課長、市民局生涯学習課長、こども未来局こども未来調整課長、保育指導課保育園運営指導担当課長、こども・家庭支援課、環境局環境政策課長、経済観光局農政課長、水産課長、教育委員会健康教育課、指導第一課

4 公開・非公開の別

公開

5 報道関係者・傍聴者の人数

0人

6 会議次第

  1. 開会
    会長挨拶
  2. 議事
    ア 令和4年度 食育に関する取組状況及び今後の推進について
    イ その他
  3. 閉会

7 配付資料

資料1  令和4年度 第4次広島市食育推進計画に係る主な取組(本市関係分)
資料2  令和4年度 第4次広島市食育推進計画に係る主な取組 及び令和5年度計画(広島市食育推進会議 委員推薦団体分)
資料3  令和5年度 食育に関する取組について
当日資料

8 会議の要旨

(1) 議事

ア 令和4年度 食育に関する取組状況及び今後の推進について

(ア) 資料1により事務局から説明、資料2により下記(2)のとおり各委員から説明の上、意見交換を行った。

(イ) 資料3により事務局から説明を行い、下記(2)のとおり意見があった。

イ その他

 当日資料により、関係課(環境局環境政策課長)から、令和5年4月1日に施行される広島市食品ロス削減推進条例の概要について情報提供を行った。

(2) 委員の主な発言

【以下、◎は副会長、○は委員、◆は事務局の発言】

ア  令和4年度 食育に関する取組状況及び今後の推進について

◎資料2を基に、重点プログラムごとに数団体ずつ、各委員から今年度の取組状況、特に新たな取組や力を入れた取組について、また、来年度新たに取り組みたい内容について、御報告いただきたい。
 あわせて、今後の取組にあたってのアイデアなどがあれば御提案いただきたい。

1 わ食の日事業
<和食>

○令和4年度は、新型コロナの影響により、食生活相談等の件数は少なかったが、時期によっては、健康まつりなど対面で行う事業に参画することが出来た。また、県からの委託事業として実施している保護者向けの食育セミナーについて、対面での実施が難しく令和3年度は中止、令和4年度は対面方式での実施を予定していたが、急遽中止となったため、朝食の大切さや簡単な減塩レシピの動画を撮影し、DVDを作成した。今後、当会のホームページに動画を掲載し、広く周知を図る予定である。
 令和5年度は、8月4日の「栄養の日」に向け、6月頃から低栄養予防のためのしっかり栄養が摂れる間食などを、和食とからめつつ事業展開していく予定である。

○消費者協会では、毎年、消費者大学として8回の講座を行っている。令和4年度は令和3年度から引き続き、市健康福祉局から講師を招き、健康と栄養、食品安全等をテーマとし、日本型食生活の実践等について、講義を実施した。この講座は、令和2年度は、新型コロナの影響により開催できなかったが、令和3・4年度は定員を半分にして開催しており、大変好評であった。令和5年度は、出来れば定員を増やし、継続して開催したいと考えている。

<輪食>

○新型コロナの影響により、ここ3年間は昼食も黙食を行っていた。しかし、令和4年度は、少し緩和された中で、友達と一緒に食べる喜びを味わいつつ、家庭では、一日あった事を話しながら、家族と楽しく食べる事を各園で指導してきた。令和5年度についても、子ども達が食事を共にする楽しさを味わえるよう、取り組んでいきたい。

○民生委員は高齢者の対応が多い。高齢者宅に訪問すると、コロナ禍の中で孤食になり、栄養や食についてあまり関心をもっていないと感じている。
 子どもに関しては、各区で3~4か所子ども食堂があるが、コロナ禍では実施が難しく、食数を減らすなど、制限しながら実施しているようだ。黙食ではあるが、顔を合わせたコミュニケーションをとる良い機会となっている。令和5年度は、もう少し食数も増やして広げていけるのではないかと思っている。しかし、協力者も年齢を重ね、新しいボランティアを募ったり、食材の調達方法など、運営を維持していくことが大変となってきている。話し合いながら運営を頑張っているところである。

<環食>

○学校給食に、こまつな、ほうれんそう、地域特産の祇園パセリや広島菜などを主体に食材を提供している。また、地域の農業祭や品評会などで展示した野菜を、地域のこども食堂へ提供している。広島産の農産物を、子どもや若い世代にしっかり食べてもらい、体づくりをする取組を今後も継続してやって欲しいと思っている。
 また、学校給食の食材についても、品目や物量の拡大にも取り組んでいきたい。

○食品ロス削減として、令和3年度からフードドライブを実施している。市のホームページにも掲載されているが、市内で6店舗、県内では13店舗で実施し、令和4年度は全店で23,000点、約11トンの実績があり、県内では4,000kgを市内のフードバンクに寄贈している。フードドライブの取組が広く認知され、買い物のついでに食べない食材を寄贈していただいており、令和3年度に比べると倍増している。また、スマイル!ひろしま食品ロス削減協力店に登録しており、てまえどり運動の推進と既定の販促物の掲示等を行っている。また、自社の取組として、手前から取ってもらう子ども向けの「もぐもぐチャレンジ」キャンペーンを実施している。また、こども食堂にも寄付している。食品ロス削減イベント「スマイル!ひろしま広場」へも参加した。今後も、引き続き買い物客への認知拡大に取り組んでいきたい。

2 自然に健康になれる食環境づくり事業

○健康年齢やSDGsの観点からも健康食品コーナーは注目されており、低糖やアレルギー対応の食品のコーナー化をしている。また、他社では柔らかい噛みやすい食品をコーナー化している企業もある。

3 食を通じてみんなで育てよう ひろしまっ子事業

○給食での取組として、計画的に食育活動を行っているが、栄養士や調理員が給食を作り、子どもがそれを食するという事だけでなく、保育士と栄養士や調理員が協力し合って、年間のカリキュラムの中で、食べる事の楽しさや大切さを、子どもたちが楽しく学べるよう心掛け、各園で取り組んでいる。
 保護者への啓発としては、保育参観や運動会などの行事等を通じて、食の大切さを伝えている。また、園内での給食展示や給食だより、献立表等を通じて、保護者への啓発活動を行っている。特に朝ごはんの大切さについては、園内では痛切に感じており、保護者へ伝えるよう努力している。

○食品衛生協会の取組として、これまで、協会と市民ボランティアである広島市生活衛生推進員が協働で食品衛生の基本である手洗いの大切さについて、児童館や公民館、区のイベント等で啓発していた。しかし、ここ数年、新型コロナの影響により、かなりのイベントが中止となった。コロナ禍の中でも活動を続けている区もあり、好評を得ている。令和5年度も引き続き取組を進めていきたい。

○民生委員も、新型コロナの影響により、保育園や小中学校への出入りが出来ず、情報がなかなか得られなかった。そこで、主任児童委員が各地区の小学校や保育園のおたよりを民生委員に提供し、その中の食に関する情報やレシピなどを、こんにちは赤ちゃん事業において4か月までの子どもがいる家庭に訪問した際に、保護者に情報提供していた。こうした情報は参考になるようで、とても良かった。また、「わ食の日」リーフレットの裏面のチェックシートは、あまり字を読まない人でも分かりやすく好評だった。

4 若者世代のための食育啓発事業

○若い世代への取組として保護者への啓発を行っている。給食だよりは印刷物を配付することも多かったが、最近は、保護者連絡用のアプリがあり、そのアプリを通して提供している。このアプリは動画も送れるため、市が作成した「わ食の日」動画なども、来年度からアプリで配信出来るよう、協会内の園に周知したい。

○スーパーなど量販店に並んでいる市内産の野菜“ひろしまそだち”のPRとして、“地産地消”ツアーを農家と一緒に実施した。ボランティアである広島市食農コーディネーターの協力の下、その場で収穫し、魅力ある食材を活かした調理をして、みんなで食べるといった活動をしている。令和4年7月には、安佐南のえだまめ、8月には白木町のピーマン、令和5年3月には湯来町のこまつなについて実施した。参加者は一般公募で、20名から40名程度の家族連れを招待している。農家と一緒に触れ合う時間を共有できることは、日々忙しい家庭の中でも、保護者が子どものために料理を作るきっかけになっていると感じており、これからも魅力あるイベントを展開していきたい。

5 噛ミング30運動の推進

○よく噛んで食べることが大切なことは、保護者も知っているが、なかなか実践されていない。園だよりや献立表にも掲載し、噛むことで脳が刺激されることや顎の発育にも良いことを機会があるごとに伝えている。また、子ども達は、クラスで一番に食べたい、早く食べたい、早く遊びたいという気持ちがあり、よく噛んで食べる事が定着しにくいが、絵本や紙芝居など、子ども達に分かりやすく伝えながら、各園で指導している。
 また、コロナ禍の中、「唾が散るので、園で子どもに歯磨きをさせないで欲しい」という保護者も一部ではあるがいた。色々な影響のあった3年間だったと感じている。

○歯と口の健康の重要性についての周知活動を行った。11月には、学校歯科医協議会の公開講座を行い、歯科医師だけでなく教育関係者にも多数参集いただいた。保育園での噛ミング30教室なども実施した。しかし、残念ながら8月実施予定であった広島市学校保健大会での講演は中止となった。他にも、広島市民や医療・介護専門職を対象とした講演活動、テレビやラジオ、紙媒体などのマスコミを活用した広報活動を行った。

6 食と農と水産の体験活動推進事業

○子ども達に経験させるため、各園で異なるが、芋ほりや栗拾い、米作りなどを取り入れ、子ども達が食べ物に興味を持つための取組を行っている。また、ミニトマトや枝豆、すいかなど、育てやすい野菜を子ども達と一緒に園で育てながら、収穫の喜びや野菜が育つ様子を見ながら食べ物に興味や関心を持つことを伝えている。

○体験という言葉がたくさん出てきたが、私達も漁業体験を中心に進めている。小中学生とその保護者を対象に、体験を通じて海を知り、海に興味を持ってもらうこと、座学の時間をとり、具体的な取組を紹介することで、SDGsやブルーカーボンなど環境意識を高めること、これらと食を結び付けた活動を行っており、それが、魚食の普及や漁業振興に結び付くと考えている。
 ボランティア団体参加によるアサリ資源増殖活動とアサリ漁場環境整備では、広島湾で生まれた小さなアサリの赤ちゃんを集めて育てている。公民館や高等学校などにボランティアとして積極的に参加してもらい、1か月に5~6日程度しか活動出来る日はないが、アサリの食害防止のため、網を張ったり、その網の管理をしたりしている。今年は、多少は地元産のアサリが皆さんの手元に届くかもしれないと思っている。
 また、ワカメの収穫体験としては、公民館や区役所、保育園などで広報し、種付け体験を行い、2月の5日間、自分で種付けしたワカメを収穫してもらった。
 他にも、水産振興センターが主催する海辺の教室では、魚がかかった刺し網から魚を外す体験をしてもらった。その際に、網からの外し方や魚の名前、魚の捌き方、美味しい料理の仕方などを伝え、魚と海に興味を持ってもらっている。
 令和5年度は、参加できるメニューを増やし、内容を充実させたいと考えている。

○協会と市民ボランティアである広島市生活衛生推進員が協働で、料理教室を企画している。これまでは、毎年、魚のさばき方教室を開催していたが、新型コロナの影響により、実施できないことが続いた。今年度は、身近な食材を使ったエコクッキング教室を開催した。

7 つなぐ・つながる地産地消推進事業

○給食での取組として、できるだけ広島県内産の食材を使用するよう努力をしている。園によっては、農家と契約し、農家から直接搬入を行っている。
 地域とのつながりでは、餅つき、干し柿や広島菜漬作りなどを地域の人と一緒に行い、給食に使用するなどの取組を行っている。

○個人での取組だが、広島市内の小学校が作成する“ひろしまそだち”の教材ビデオに、生産者として出演し、地元で採れた野菜がどんなに新鮮でおいしいか、その野菜が自分たちの体づくりや発育に大きく関わっており、将来自分たちの夢を叶える上で大切になるということを、子ども達に向けて熱く語った。その後、ビデオの活用状況を直接見ていないが、一つの学校ではなく、多くの子ども達に見てもらい、地元の野菜のすばらしさを共有できる体制を取ってもらえればと思う。
 また、“ひろしまそだち”の野菜は、スーパーなどにたくさん並んでいるが、もっと身近に感じてもらうために、フードフェスティバルに生産者が参加し、広島近郊7大葉物野菜である、こまつな、サラダみずな、しゅんぎく、ほうれんそう、パセリ、青ねぎ、広島菜を活用したレシピなどを来場者に提案したり、広島市内産の小豆を使った「もみじまんじゅう」のPRなどを行った。活動は継続してこそ実を結ぶため、令和5年度のフードフェスティバルも頑張ってやっていきたい。
 また、生産者の顔が見える農畜産物の対面販売は、この人が作ったという安心感を与える提供の仕方であり、地元の高齢の生産者も参加している。地元の野菜を近くの地元の方に提供できる方法でもあり、これからも力を入れていきたい。

○大型店では地産地消コーナーを別枠で設けており、小型店においても売り場の中で、県内産の食品や食材を取り扱うコーナーを設けている。特に野菜や果物に関しては、時期に応じて、地産地消の展開を行っている。

○消費者協会で、例年、産地視察交流会を行っている。令和4年度は、島根県奥出雲町の舞茸生産工場を見学した。また、農水省主催の「農を取りまく情報交流の広場」が広島市で開催され、会員がパネリストとして参加した。
 令和5年度は、小豆の栽培や販路拡大に力を入れているJA広島市から声を掛けてもらい、当協会とJA広島市が協力して取組を行うことを検討している。

・ 全体

◎各団体の取組状況や来年度の計画についてお話いただいた。追加の御意見や御提案があれば お願いしたい。

○色々な団体の食育推進の活動の様子を聞いて、すばらしい活動だと思った。
 「こんにちは赤ちゃん事業」の中で、4か月までの子どもの保護者に対し、食の大切さを伝えているとのことだったが、その先の、まだ保育園や幼稚園に行っていないお子さんとその保護者に対し、子育て広場などで食の大切さを伝えたり、SNSで配信しているレシピ動画を流すなどすれば、空白期間なく食の大切さを伝えられるのではないかと感じた。
 また、スーパーなどの店頭でも、わ食の日やひろしま地産地消の日、てまえどりなどを伝えているとのことだったが、最近は、ネットで購入するなど、売り場に出向かない人も増えてきていると思う。そういった人に伝わるような追加の活動があれば良いと感じた。
 市民の漁業体験の取組はすばらしいと思ったが、広島県が牡蠣の産地に飲食店のシェフを連れている取組を行っていると聞いた。消費者への体験活動も大事だが、食のプロに“ひろしまそだち”や広島湾七大海の幸などを知らせる活動にも取り組んで欲しい。

○地域で管理栄養士として講座などを実施している。令和5年4月から広島市立中学校の中で給食が始まる学校がある。小学校での給食を活用した食育が中学校でも連続して行うことが出来るため、あわせて保護者への啓発が重要だと思う。
 自分が親子での教室を実施した後のアンケートをみると、保護者がまた参加したいとの声が多い。保護者はコロナ禍で横のつながりが少なくなっていると感じる。食で横のつながりを作るような活動があると良いと感じた。
 また、部活動をする中学生は、食への関心が高い子どもが多い。しかし、偏った情報により、食事がきちんとしていないのに、プロテインやサプリメントなどに頼っている子どもも多い。こうした子どもの保護者も食への関心が高いため、こうしたところからも食育の取組が行えるのではないか。
 歯科衛生士と教室を一緒にする事があるが、幼児の咀嚼についてよく話される。噛むことはもちろんだが、前歯で一口量をかみちぎって自分の一口を知る事が大切だと言われる。これからも歯科衛生士と連携して取り組んでいきたい。

○コロナ禍の中で、工夫しながら取り組んでいることが良く分かった。特に、体験することによって、地元の食材を身近に感じるなど、子どもだけでなく親世代にとっても、体験活動はとても重要だと感じた。
 また、色々な形で情報発信をされているが、ターゲットを絞って誰に伝えるか、広く伝えるのか、どのようなことを伝えたいのか、目的も含めてどのように考えて情報発信に取り組んでいるのか気になった。
 現在、なかなか字を読んでもらえない状況の中で、動画なども含め、どのような作り方をすれば良いのかなど、伝え方を一緒に考えていければ良いと思った。

◎学識経験者の立場で御意見いただきたい。

○コロナ禍の中での取組を具体的に聞くことが出来た。
 取組は続けていくことが大切で、一度中断した取組は、学生も先輩からノウハウを教わることができず、取組が行えなくなっている。各団体においても、コロナ禍で中止した取組については、必要な取組だがやむを得ず中止したのか、しなくても良い取組なのか、この機会に確認し、中止した取組や縮小した取組については、早いうちに元の姿を残す手立てを図る必要があると思う。
 また、新型コロナの影響により、それぞれの連携が縮小されていく中でも、食育推進会議が長く続いている中、じわりと取組が進んでおり、コロナ禍で制限がある中でも団体間がつながっていることを実感した。今後、コロナ禍の生活からだんだん通常に戻していく方向性であるため、同じ組織の中でも職域が異なる人や、組織を超えたつながり等が重要になる。現在の取組状況に、もう少し具体的に連携先等の記載があると、事業評価としても前向きに行えるのではないか。
 子どもへの啓発も多くでていたが、大学での研究でも、子どものサプリメントやカフェイン飲料の摂り過ぎの問題があり、指導が必要だと感じている。子どもに「生活習慣病」と伝えても実感がないため、先ほど委員が言われていた「夢を実現するための体づくり」と伝えると、子どもにも響く。保健指導においても、将来の夢を実現するための「資質としての健康」の重要性を伝えている所である。

◎各団体の取組を聞いて、コロナ禍の中で努力され、各対象者にどのようにアプローチするのか、常に考えながら各団体が検討されていることが伝わった。市食育推進会議委員の団体が、横のつながりを持って食育に取り組んでいけば、さらに良い食育の推進になると思う。今後、各団体で取り組むとともに、団体間の情報共有もしていければ良いと思う。市のデジタルツールなども活用しながら、推進できると良いと感じた。

 

◎資料3の説明について、意見や質問があればお願いしたい。

○市中小企業支援センターで創業支援の仕事もしている。昨年度の会議において、食品衛生責任者の講習会での「わ食の日」や「元気じゃけんひろしま21協賛店・団体」の周知を提案した際、すでに計画しているとの回答だった。今年度、どの位の人数に周知を行ったのか。
 また、食育推進会議委員の中に、商工会議所など事業所の団体が入っておらず、関係課にも、飲食店や食品事業者を統括する産業振興関係課がいないのはなぜか。市民を巻き込む際には、事業所を巻き込むことが近道なのではないかと感じている。

◆食品衛生協会が行っている食品衛生責任者講習会の場での周知については、今年度から、わ食の日のミニポスターと元気じゃけんひろしま21協賛店・団体募集チラシの配付について、御協力いただいている。参加者の数は手元に持っていないが、1,000人以上の方に配付し、周知を行っている。

◆食育推進会議委員については、広島市食育推進会議条例によって、「会長及び委員19人以内をもって組織する」と定められている。各団体とも熱心に食育に取り組んでいただいており、会議においても貴重な御意見をいたただいているため、平成19年度の会議設置後、これまで、委員構成の見直しは検討してこなかった。今回の御意見を踏まえ、委員構成について考えていきたいと思っている。
 また、ひろしま食育ネットワークについては、ネットワークを広げ、横のつながりを強固なものにしていく取組がまだ弱いと反省している。来年度は、ネットワーク参加団体に集まってもらい、活動発表や情報交換の場を設けたいと考えており、本日の食育推進会議終了後、ひろしま食育ネットワーク情報交換会を開催し、情報共有を図る予定である。

○日頃、中小企業の創業支援をする中で、地産地消やフードロスの問題など、自主的に色々な取組をしている企業は多いが、会議の中ではこうした取組が出てこない。市民一人一人の取組ももちろん大切であるが、事業者の取組を広く周知することで、消費者である市民の意識も醸成されるという点も大きい。元気じゃけんひろしま21協賛店や、ひろしま食育ネットワークなどのせっかくの市の取組を事業者が知らないのはもったいないのではないか。

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