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原爆ドームの保存工事について教えてほしい(FAQID-5593)

ページ番号:0000007388 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

原爆ドーム3D画像 原爆ドームは、昭和28年(1953年)、広島県から広島市に譲与され、ほぼ被爆後の原形のまま保存されていましたが、年月とともに、壁に雑草が生い茂り、亀裂が走るなどの傷みが進行し、小規模な崩落・落下が続いて危険な状態となりました。そのため、昭和37年(1962年)以降は周囲に金網をはり、内側への立入りを禁止しました。
 保存を求める声が高まる中で、昭和41年(1966年)7月、広島市議会は原爆ドームの保存を決議しました。これを踏まえ保存工事のための募金運動を行ない、昭和42年(1967年)、第1回保存工事を行いました。
 第1回保存工事から20年を経た昭和62年(1987年)7月、再度原爆ドームの現状調査や各種試験を行い、その結果、各構成部材のうち劣化の目立つ箇所について、長期保存のために補修工事を行うことにしました。
 平成元年(1989年)には再び募金運動を行い、同年10月から翌年3月にかけて第2回保存工事を行いました。
 その後、原爆ドームの現状を把握するために、3年毎に、健全度調査を行っており、この調査結果に基づき、保存対策を検討し、必要に応じて補修工事などを実施することにしており、平成14年(2002年)10月から翌年3月にかけて第3回保存工事、平成27年(2015年)11月から翌年7月にかけて地震対策として第4回保存工事、令和2年(2020年)6月から翌年4月にかけて劣化対策として第5回保存工事を行いました。
 なお、今までに行った保存工事の概要は、次のとおりです。

  • 第1回保存工事
    工期 昭和42年(1967年)4月10日から8月5日まで
    工事費 5,150万円(全額募金で充当)
    工事内容 合成樹脂の注入による躯体の亀裂の接着、一部レンガ壁の立て起こし、内部への鉄骨補強 など
  • 第2回保存工事
    工期 平成元年(1989年)10月31日から平成2年(1990年)3月31日まで
    工事費 2億378万円(うち募金で1億円を充当)
    工事内容 壁体・窓部の亀裂箇所等への合成樹脂の注入、壁上部及び窓台上部への防水モルタル被覆 など
  • 第3回保存工事
    工期 平成14年(2002年)10月8日から平成15年(2003年)3月10日まで
    工事費 7,237万円(うち広島市原爆ドーム保存事業基金で3,625万円を充当)
    工事内容 壁上部及び窓台上部の防水モルタルを保護するための金属板での被覆 など
  • 第4回保存工事
    工期 平成27年(2015)11月16日から平成28年(2016年)7月29日まで
    工事費 3,296万円(うち広島市原爆ドーム保存事業基金で1,963万円を充当)
    工事内容 地震による損傷を低減させるため、補強鋼材を設置
  • 第5回保存工事
    工期 令和2年(2020年)6月29日から令和3年(2021年)4月30日まで
    工事費 7,933万円(広島市原爆ドーム保存事業基金から充当)
    工事内容 鋼材の塗装や煉瓦(れんが)目地、方立(ほうだて)及び補強金物の補修

このページに関するお問い合わせ先

都市整備局 緑化推進部 公園整備課
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